その一

ネギは最初の刹那の攻撃にビックリして風呂の端で怯えていた

その後横島は刹那とエヴァに先ほどの事態を説明して、ネギが刹那とエヴァに謝っていた


「ひやああっ~」

脱衣場の方から木乃香らしき悲鳴が聞こえた

刹那と横島とネギはタオルを巻いて脱衣場に向かう

「お嬢様!!」

「木乃香ちゃん大丈夫か!!」


横島達が脱衣所に入ると、アスナと木乃香が小さいサルの式神に下着を脱がされていた

ネギはずっこけて、横島と刹那は困ったような顔になった

「いやああ~ん」

「ちょ… ネギに横島さん!? なんかサルが下着を…」

そうしているうちに二人は裸にされる

「いや~ん せっちゃん、横島さん見んといて~~」

木乃香は顔を赤くして困っていた

「このかお嬢様に何をするか~~ 斬る!!」

刹那はその様子を見て顔を赤らめて怒って夕凪を抜いた

「ダメですよ おサル切っちゃカワイそうですよ~」

ネギが刹那を止めようとする

「ネギ! こいつらは式神だ! 斬っても紙になるだけだよ!」

横島がネギに叫ぶ


その隙に木乃香がサルにさらわれようとしていた

横島はネギに叫ぶと同時に素早く追いつき、木乃香を抱きかかえてサルを燃やした

「狐火!」

横島の周りは狐火が広がりサルの式神は燃え尽きた

そして心眼を開き森の中を遠視した

「サイキックソーサー!!」

横島は3センチほどの小さなサイキックソーサーを10個作り離れた敵に飛ばした

ドーン!

ボン!ボン!


「ちっ! 逃がしたか… 木乃香ちゃん大丈夫か?」

横島は抱きかかえたままの木乃香を見て微笑む

「横島さん… ありがとう… でも恥ずかしいわ~」

木乃香は顔を赤らめて微笑んだ

横島もそれに気がつき顔を赤くして、木乃香を下ろして風呂から上がった

「横島のモノは大きかったな…」

一人風呂に入っていたエヴァが呟いた


それからみんなが風呂を上がって
横島と刹那は建物に式神返しの札を貼りロビーにいると
ネギとアスナがやってきた

「横島さん、敵は木乃香も狙ってるの? ネギの持ってる親書じゃないの?」

先ほどの事でネギとアスナが横島と刹那に聞いてきた

横島は刹那を見て刹那は頷いた

「ああ、狙いは親書と木乃香ちゃんだろうな、俺と刹那ちゃんは木乃香ちゃんの護衛をしてたんだが…」

「ネギ先生の昼の対応が不甲斐なかったので、敵は調子に乗ったんでしょう」

横島と刹那はジトッとした目でネギを見た

「あうっ すいません…」

ネギは目に涙をためて困っていた

「敵は関西呪術協会の一部勢力で陰陽道の「呪符使い」 そしてそれが使う式神です」

刹那は敵の事や呪符使いの事を説明した

「よーし わかった! 私も協力するわよ」

アスナがネギと刹那と横島を見て立ち上がり話した

「3ーA防衛隊結成ですよ!! 関西呪術協会からクラスのみんなを守りましょう!」

ネギは横島と刹那とアスナの手を取って元気よく言った

(ネギもな… 頑張ってるんだよな~ 結果が出てないがな)

横島は苦笑いしながら考えていた

「早速 僕は外の見回りに行ってきます!」

ネギとカモは外に走っていった

「刹那ちゃん、予定通りにやろう。 アスナちゃんは刹那ちゃんと一緒に部屋の方を頼む。 俺はさすがに夜に部屋に行くわけにいかないからな」

「はい、わかりました」

「わかったわ」
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