「ついお節介しちまったな… なんかほっとけなくてな。 二人とも付き合わせて悪かったな… 帰って呪いを解くか」

横島は笑顔で二人に話した

「私は呪いを解く代償だし、奴の息子の力がわかったからいい。」

エヴァは少し照れていた

「私はマスターの従者ですのでかまいません」

「うーん、茶々丸ちゃんにはなんかお礼しないとな～ 今度考えおくよ」

淡々と話す茶々丸に横島は笑顔で言った

「いえ…、私はお役に立てて嬉しいです」

横島の言葉と笑顔に茶々丸は少しモジモジしながら言った


エヴァはそんな二人を見て改めて横島を気に入った
自分にも茶々丸にも当たり前のように普通に対応する
そんな人間は居なかったから…
ただ、茶々丸の態度が微妙に気に入らなかったが…



そして
エヴァの家について呪いを解く時が来た

「エヴァちゃんいくぞ？ 魔力を抑えるの忘れないでな」

「わかっている」


横島念じて大きなカバンを出して
パソコンらしき物をエヴァに繋ぎ呪いを調べた

「お～、すごい呪いだな～。　よくこんな呪いかけたな～」
横島は関心したように話した

そして
横島は双文殊を３つ出した

【登／校】【地／獄】【解／呪】


横島が力を込めると文殊が光を放ち…


ついに
エヴァの呪いが解けた


「やったぞ…！ ついに自由だ！」

「おめでとうございます。 マスター」

嬉しそうにはしゃぐエヴァとそれを見て喜ぶ茶々丸

「エヴァちゃんさ しばらくはここで大人しくしててな。 また無意味に狙われたくないだろ？」

横島は喜ぶエヴァに話した

「ああ、かまわない。 お前を手伝う約束だしな。 お前がここに居るうちは私もここにいよう」

エヴァはご機嫌に話した

「ところで、お前のその機械はなんだ？」

エヴァはふと自分を調べた物が気になった

「ああ、これは俺の昔の仲間から受け継いだ物だよ。 調査や分析が専門の神様の物だよ。 心願とかの能力と一緒にもらったんだ」

横島は優しく寂しそうに話した

「神様だと！？ まずいな… 茶々丸、悪いが今日家に帰ってから今までの記録を消せ。 超やハカセに見つかるのはまずい」

「了解しました。 マスター」

エヴァは茶々丸の記憶を超達が見れるのを考えて消させた。
横島の秘密は出来るだけ隠さなければならない。

そして茶々丸の記憶を超達が見れないようにしなければならないと考えていた


「横島も無闇にその機械は使うなよ。」

「わかってるよ。」
エヴァは真剣に横島に言うが、横島は苦笑いしていた


「じゃあ、今日は帰るな。 また明日な～」



そうして
ネギのほろ苦い実戦は終わった



次の日
横島の家には
木乃香、刹那、夕映、エヴァ、茶々丸、アスナ、ネギが集まった

木乃香達はいつも通りご飯作りと修行で来て

エヴァと茶々丸は、茶々丸の記憶に他人が見れないようにプロテクトを付けてもらった帰りに来た

アスナとネギは昨日の事を話に来ていた

一同が部屋に入って木乃香がみんなにお茶を入れていた

横島の家の台所は木乃香の方が理解しているらしい


微妙な空気の中横島がネギに話しかける
「ネギとアスナちゃんは昨日の話をしに来たのか？」

ネギは木乃香達がいるので、どこまで話していいかわからず困っていた
それを察した横島がネギに言う

「ネギ、魔法の話はここにいるみんな知ってるから大丈夫だよ。」

「えー！ なんで木乃香達が知ってるの？ ネギの事隠す必要なかったじゃん！」

ネギは驚き、アスナは木乃香達に話しかけた

ネギとアスナは二人で木乃香に魔法を隠していたからだ…

ただ木乃香は知ってて知らないふりをしていたのだが…

「ごめんなー ネギ君にアスナ。 横島さんがネギ君の魔法には関わるなっていうたから～」


木乃香は笑顔で謝っていた

「俺は木乃香ちゃん達をお前の戦いに巻き込みたくなかったんだ。」

横島は戸惑うネギに話した


「横島先生… いろいろ考えたけど、やっぱり僕は父さんを探したいんです…」

ネギは静かに話した

「サウザンドマスターは１０年前に死んだんだぞ？」

それまで黙っていたエヴァがネギに話した