その一
「彼女達にはこの世界に来て世話になっているからな ネギがあの調子なら彼女達は巻き込まれる可能性があるからな」
「そうか… 問題は学園長のじじいだな」
エヴァは学園長の性格を知っていたのでつぶやいた
横島も困った顔をして
「ああ、ネギをあのクラスの担任にしたのも魔法使いの修行の為だろう… エヴァちゃんと戦うように仕向けたしな… 学園長の考えは俺は賛成出来ない。」
少しきつい表情で言った
横島はネギが周りに利用されているみたいで嫌だったのだ
ネギは英雄の息子だが英雄ではない…
彼まで英雄という生け贄にしようとする周りが好きではなかった
「どうせお前は自分のやりたいようにやるんだろう?」
エヴァはそんな横島の表情を見てニヤリとした
「もちろんだよ。 俺はネギは守る気はない。 周りの生徒達は守るがな… 自分で選んで戦う以上守る必要ないからな… ただ周りのアスナちゃん達が心配なんだ。」
「お前は甘いな… だが坊やに教師をさせたのは間違いだろうな。 魔法使いは魔法使いでやればいいんだ。」
エヴァ魔法使いが好きではなかった
英雄でもなんでも自分達の世界で勝手にやればいい
そう思ってるのだから……
その日横島は
茶々丸に夕食をご馳走になり帰っていった
そして数日後…
その日は停電の日だった
エヴァは停電の隙に、魔力を封じている結界を無効にするように茶々丸に命じて、茶々丸は学園の警備システムにハッキングして結界を無効にした
エヴァは前に吸血鬼化したまきえ達を使いネギを呼び出した
最初は寮の浴場で戦ったがネギは場所を変えようと移動する
ネギは魔法アイテムを使いエヴァに対抗しながら学園の結界のギリギリの橋にエヴァを誘導した
エヴァと茶々丸は捕縛結界に捕らわれたが茶々丸が解除してしまう…
そんな様子を横島は少し離れた空から見ていた
「捕縛結界か… ネギにしては考えたな… 相手の動きを封じて勝つつもりか。 だが甘いな~ あの程度の結界では足止めにしかならん。」
横島が見ていると近くの森でアスナが見ていた
横島はアスナの元に降り立った
「アスナちゃん、やっぱり心配だったか?」
「横島さん!? びっくりした~ 横島さんも空飛べるのね。 ネギが心配だったのもあるけど、ネギの戦いを見たかったの」
アスナはいきなり空から降りてきた横島に驚いたが、横島が話すと落ち着いて自分の気持ちを話した
「そうか… ネギはエヴァちゃんの動きを封じて勝つつもりだったらしい。 少しは学習したみたいだな…」
「横島さん、ネギは勝てるの?」
横島が戦いを解説したのにアスナが素直に聞いた
「いや、無理だ。 あの捕縛結界ではエヴァちゃんは封じれない。 それにエヴァちゃんとネギでは実力や経験が違いすぎる」
横島は静かに首を横に振り話した
一方エヴァとネギは捕縛結界が破られて2対1の戦いになっていた
心配そうなアスナに横島は少し厳しく話した
「アスナちゃん… 本当の戦いは戦場だ。 一人で大人数に囲まれもするし、卑怯でも何でもありだ。 あるのは生きるか死ぬかの二者択一だ。 どんな方法を使っても生き残る必要がある。 絶対に勝てなければ逃げなくてはならない。 死ななければまた戦うチャンスはあるからな。 ネギにそれがわかるかだよ」
横島はアスナに厳しくても現実を話した
アスナは横島の話とこの前の茶々丸のこと、そして今目の前で繰り広げられてる戦いを真剣に見ていた
「横島さん…」
アスナは横島の深くて悲しそうな瞳と表情に気がついた
「ネギもアスナちゃんも、まだ間に合うんだ。 今のうちに現実を理解してこれからを考えたらいい」
横島の悲しく優しい言葉にアスナは一瞬何か胸の奥で不思議な記憶がよぎる…
『アスナ…』
知らない人が自分を呼ぶが一瞬で消える…
それがネギの父ナギ・スプリングフィールドだとは知るはずもない…
その頃
ネギの戦いは防戦一方だった
呪文の詠唱は茶々丸が防ぎ、エヴァは次々に魔法をネギに放つ
「やっぱりネギは逃げないか… 無謀だな… 停電が終わればエヴァちゃんの魔力は封印される。 それまで逃げて時間を稼ぐか、学園長に助けを求めたらいいのに…」
「そうか… 問題は学園長のじじいだな」
エヴァは学園長の性格を知っていたのでつぶやいた
横島も困った顔をして
「ああ、ネギをあのクラスの担任にしたのも魔法使いの修行の為だろう… エヴァちゃんと戦うように仕向けたしな… 学園長の考えは俺は賛成出来ない。」
少しきつい表情で言った
横島はネギが周りに利用されているみたいで嫌だったのだ
ネギは英雄の息子だが英雄ではない…
彼まで英雄という生け贄にしようとする周りが好きではなかった
「どうせお前は自分のやりたいようにやるんだろう?」
エヴァはそんな横島の表情を見てニヤリとした
「もちろんだよ。 俺はネギは守る気はない。 周りの生徒達は守るがな… 自分で選んで戦う以上守る必要ないからな… ただ周りのアスナちゃん達が心配なんだ。」
「お前は甘いな… だが坊やに教師をさせたのは間違いだろうな。 魔法使いは魔法使いでやればいいんだ。」
エヴァ魔法使いが好きではなかった
英雄でもなんでも自分達の世界で勝手にやればいい
そう思ってるのだから……
その日横島は
茶々丸に夕食をご馳走になり帰っていった
そして数日後…
その日は停電の日だった
エヴァは停電の隙に、魔力を封じている結界を無効にするように茶々丸に命じて、茶々丸は学園の警備システムにハッキングして結界を無効にした
エヴァは前に吸血鬼化したまきえ達を使いネギを呼び出した
最初は寮の浴場で戦ったがネギは場所を変えようと移動する
ネギは魔法アイテムを使いエヴァに対抗しながら学園の結界のギリギリの橋にエヴァを誘導した
エヴァと茶々丸は捕縛結界に捕らわれたが茶々丸が解除してしまう…
そんな様子を横島は少し離れた空から見ていた
「捕縛結界か… ネギにしては考えたな… 相手の動きを封じて勝つつもりか。 だが甘いな~ あの程度の結界では足止めにしかならん。」
横島が見ていると近くの森でアスナが見ていた
横島はアスナの元に降り立った
「アスナちゃん、やっぱり心配だったか?」
「横島さん!? びっくりした~ 横島さんも空飛べるのね。 ネギが心配だったのもあるけど、ネギの戦いを見たかったの」
アスナはいきなり空から降りてきた横島に驚いたが、横島が話すと落ち着いて自分の気持ちを話した
「そうか… ネギはエヴァちゃんの動きを封じて勝つつもりだったらしい。 少しは学習したみたいだな…」
「横島さん、ネギは勝てるの?」
横島が戦いを解説したのにアスナが素直に聞いた
「いや、無理だ。 あの捕縛結界ではエヴァちゃんは封じれない。 それにエヴァちゃんとネギでは実力や経験が違いすぎる」
横島は静かに首を横に振り話した
一方エヴァとネギは捕縛結界が破られて2対1の戦いになっていた
心配そうなアスナに横島は少し厳しく話した
「アスナちゃん… 本当の戦いは戦場だ。 一人で大人数に囲まれもするし、卑怯でも何でもありだ。 あるのは生きるか死ぬかの二者択一だ。 どんな方法を使っても生き残る必要がある。 絶対に勝てなければ逃げなくてはならない。 死ななければまた戦うチャンスはあるからな。 ネギにそれがわかるかだよ」
横島はアスナに厳しくても現実を話した
アスナは横島の話とこの前の茶々丸のこと、そして今目の前で繰り広げられてる戦いを真剣に見ていた
「横島さん…」
アスナは横島の深くて悲しそうな瞳と表情に気がついた
「ネギもアスナちゃんも、まだ間に合うんだ。 今のうちに現実を理解してこれからを考えたらいい」
横島の悲しく優しい言葉にアスナは一瞬何か胸の奥で不思議な記憶がよぎる…
『アスナ…』
知らない人が自分を呼ぶが一瞬で消える…
それがネギの父ナギ・スプリングフィールドだとは知るはずもない…
その頃
ネギの戦いは防戦一方だった
呪文の詠唱は茶々丸が防ぎ、エヴァは次々に魔法をネギに放つ
「やっぱりネギは逃げないか… 無謀だな… 停電が終わればエヴァちゃんの魔力は封印される。 それまで逃げて時間を稼ぐか、学園長に助けを求めたらいいのに…」