その二
「何故こんなにクラスメートが……」
予想以上にクラスメートが着いて来てしまい、まるでクラスの行事のようになっている海を見たあやかは静かにため息をはく
「あの…、いいんちょさん。 わざわざお誘いありがとうございます」
「いえ~、ネギ先生のために用意した雪広リゾートのプライベート島です! 存分に楽しんで日頃の疲れを癒して下さい!!」
ネギに話し掛けられた途端に表情が明るくなるあやかに、横島はふと昔の自分を思い出す
「あの… 横島さん、私は変でないでしょうか?」
そんな時横島の元に来たのは、水着姿のエヴァと茶々丸である
茶々丸は少し恥ずかしそうに自分の体を見ていた
「うん、バッチリ似合ってるよ!」
真顔で褒める横島の言葉に、茶々丸はやはり恥ずかしそうである
何故これほど恥ずかしそうなのかと言えば、茶々丸のボディーに秘密があった
彼女のボディーが見た目、人間と区別出来ないボディーに変化しているのだ
「それはエクトプラズムと言う霊的物質で出来ている。 普通に防水や防塵処理をするよりはいいだろ?」
茶々丸の体を変えたのは横島である
と言っても、いつものボディーに防水と防塵の術を施したエクトプラズムを被せただけであるのだが…
超の作った茶々丸の最大の弱点は、ボディーの耐久性の無さだろう
それに砂などの細かな物や海水にも弱い
その弱点を急遽補うため、エクトプラズムを流用して茶々丸に授けている
「ありがとうございます。 まさか海に入れるとは思いませんでした」
戸惑いや恥ずかしさを見せながらも、嬉しそうに笑う茶々丸に横島は満足だった
「と言うか、茶々丸の体が変わったのに誰も気にもしないんだな…」
多くのクラスメートが居るにも関わらず茶々丸の変化を誰も気にしない現実を、エヴァは不思議そうに見ている
「私も海で泳ぎたいですね~」
横島に連れられてきたさよは、海に入れないのが残念なようだ
「すまんな、さよちゃんの体はまだもう少しかかる。 いろいろ新技術が使われてるからさ、結構時間かかるんだ」
「あっ、気にしないで下さい! 一緒に連れて来てもらっただけでも嬉しいです」
申し訳無さそうに謝る横島に、さよは慌てて答える
別に横島を責めるつもりは無かったのだ
「幽霊専用の水着ならあるけど着るかい?」
「えっ!? どうしよう~ 私水着って着たことないんですよ~」
突然の横島の提案にさよは、驚き嬉しそうに悩み出す
古い人間のさよは、水着になるのは勇気がいるらしい
もっとも、横島とエヴァとタマモしか見えないことは忘れてるようだが…
そんな横島達の目の前では、久しぶりの海を楽しむクラスメート達が元気いっぱいに騒いでいた
「うーむ、海に遊びに来るなんて久しぶりだな。 これでプライベートビーチじゃなければナンパでもしにいくんだが…」
少し懐かしそうに海で騒ぐ生徒たちを見つめる横島は、遥か昔の平和だった時代を少し思い出してしまう
予想以上にクラスメートが着いて来てしまい、まるでクラスの行事のようになっている海を見たあやかは静かにため息をはく
「あの…、いいんちょさん。 わざわざお誘いありがとうございます」
「いえ~、ネギ先生のために用意した雪広リゾートのプライベート島です! 存分に楽しんで日頃の疲れを癒して下さい!!」
ネギに話し掛けられた途端に表情が明るくなるあやかに、横島はふと昔の自分を思い出す
「あの… 横島さん、私は変でないでしょうか?」
そんな時横島の元に来たのは、水着姿のエヴァと茶々丸である
茶々丸は少し恥ずかしそうに自分の体を見ていた
「うん、バッチリ似合ってるよ!」
真顔で褒める横島の言葉に、茶々丸はやはり恥ずかしそうである
何故これほど恥ずかしそうなのかと言えば、茶々丸のボディーに秘密があった
彼女のボディーが見た目、人間と区別出来ないボディーに変化しているのだ
「それはエクトプラズムと言う霊的物質で出来ている。 普通に防水や防塵処理をするよりはいいだろ?」
茶々丸の体を変えたのは横島である
と言っても、いつものボディーに防水と防塵の術を施したエクトプラズムを被せただけであるのだが…
超の作った茶々丸の最大の弱点は、ボディーの耐久性の無さだろう
それに砂などの細かな物や海水にも弱い
その弱点を急遽補うため、エクトプラズムを流用して茶々丸に授けている
「ありがとうございます。 まさか海に入れるとは思いませんでした」
戸惑いや恥ずかしさを見せながらも、嬉しそうに笑う茶々丸に横島は満足だった
「と言うか、茶々丸の体が変わったのに誰も気にもしないんだな…」
多くのクラスメートが居るにも関わらず茶々丸の変化を誰も気にしない現実を、エヴァは不思議そうに見ている
「私も海で泳ぎたいですね~」
横島に連れられてきたさよは、海に入れないのが残念なようだ
「すまんな、さよちゃんの体はまだもう少しかかる。 いろいろ新技術が使われてるからさ、結構時間かかるんだ」
「あっ、気にしないで下さい! 一緒に連れて来てもらっただけでも嬉しいです」
申し訳無さそうに謝る横島に、さよは慌てて答える
別に横島を責めるつもりは無かったのだ
「幽霊専用の水着ならあるけど着るかい?」
「えっ!? どうしよう~ 私水着って着たことないんですよ~」
突然の横島の提案にさよは、驚き嬉しそうに悩み出す
古い人間のさよは、水着になるのは勇気がいるらしい
もっとも、横島とエヴァとタマモしか見えないことは忘れてるようだが…
そんな横島達の目の前では、久しぶりの海を楽しむクラスメート達が元気いっぱいに騒いでいた
「うーむ、海に遊びに来るなんて久しぶりだな。 これでプライベートビーチじゃなければナンパでもしにいくんだが…」
少し懐かしそうに海で騒ぐ生徒たちを見つめる横島は、遥か昔の平和だった時代を少し思い出してしまう