その二
その後、木乃香達はひたすら杖を振り呪文を唱えて練習するが…
元々魔法使いになりたい訳ではない古菲は諦めたらしく、早々に拳法の練習に切り替えていた
初歩中の初歩の説明は終わっているので、横島は修行する場所に移動することにした
横島が全員を連れて転移した場所は霊動シュミレーションの建物では無く、遥か山の上であった
そこは大きな門があり、ある一文が書かれている
「この門をくぐる者 汝一切の望みを捨てよ 管理人…? なんでしょうこの文章は…」
夕映は門に書かれている怪しい文章を読み首を傾げる
「管理人ってことは誰か居るのかな?」
横島と土偶羅とハニワ兵以外は誰も居ないことを知らないのどかは、誰かに会いに来たのかと思っていた
そもそもこのアジトは外の世界と見た目は変わらない
違いがあるのは建物やなんかが少ないことくらいである
その分見渡す限りの自然があるので、この異空間の本当の凄さを理解出来るのはエヴァくらいだろう
「妙神山修行場・出張所…?」
門の上に書かれた看板を読んだエヴァは少し納得したように周りを見ていた
「ここには今は誰も居ないよ。 ハニワ兵以外はな… ここは俺の師匠だった神族がやってた修行場のレプリカだよ」
少し寂しそうな笑顔を浮かべた横島は慣れた様子で門を開ける
そこは、元の世界にある妙神山と変わらない景色であった
横島には自分や小竜姫達の記憶がいろいろ蘇ってくる
懐かしく愛おしい日々の記憶
数百年1人で修行をする小竜姫
横島やパピリオと楽しそうに修行をする小竜姫
記憶のほとんどは小竜姫の記憶であった
「…横島さん。 横島さん…?」
横島がふと気が付くと、木乃香が心配そうに横島に呼びかけていた
どうやら横島は少しの間茫然としていたようだ
「ああ、悪いな。 さて中に入って修行をするか」
笑顔で木乃香の頭をぽんぽんと撫でて、横島は中に入っていく
「ここは凄いパワーを感じる場所でござるな…」
「ああ、麻帆良よりもかなり強いパワーだ」
楓と刹那はこの場所の秘密に気が付いているようだ
「恐らく地脈の豊富なエネルギーで満ちているのだ。 魔力や気や他にも不思議な力を感じる」
エヴァが言った不思議な力とは神気である
さすがのエヴァも横島が数回しか使った事がない神気は、わからなかったらしい
ちなみにこの場所は元の世界と違い冥界と繋がって無い為、地脈の力を神気や魔力に変換する役割も果たしていた
横島のアジト内に数十ヶ所同じような場所があり、横島やかつての仲間の神魔達のエネルギー源となっている場所でもある
そんな賑やかな一同の最後尾を歩くネギは沈んだ様子だ
先ほどエヴァに言われた魔法使いのタイプを悩んでいる上、明日菜とのどかに無視されているのでまるで元気が無い
「兄貴…」
カモはネギと明日菜達の和解に悩むが、この手の悩みは苦手らしく苦悩していた
「とりあえず、基礎はここで修行をしていく。 気が付いてる人もいるみたいだけど、この場所はエネルギーで満ちているから修行の効率は格段にあがる」
横島は説明しつつ、旅行者のように妙神山をキョロキョロ見回す一同に苦笑いしていた
元々魔法使いになりたい訳ではない古菲は諦めたらしく、早々に拳法の練習に切り替えていた
初歩中の初歩の説明は終わっているので、横島は修行する場所に移動することにした
横島が全員を連れて転移した場所は霊動シュミレーションの建物では無く、遥か山の上であった
そこは大きな門があり、ある一文が書かれている
「この門をくぐる者 汝一切の望みを捨てよ 管理人…? なんでしょうこの文章は…」
夕映は門に書かれている怪しい文章を読み首を傾げる
「管理人ってことは誰か居るのかな?」
横島と土偶羅とハニワ兵以外は誰も居ないことを知らないのどかは、誰かに会いに来たのかと思っていた
そもそもこのアジトは外の世界と見た目は変わらない
違いがあるのは建物やなんかが少ないことくらいである
その分見渡す限りの自然があるので、この異空間の本当の凄さを理解出来るのはエヴァくらいだろう
「妙神山修行場・出張所…?」
門の上に書かれた看板を読んだエヴァは少し納得したように周りを見ていた
「ここには今は誰も居ないよ。 ハニワ兵以外はな… ここは俺の師匠だった神族がやってた修行場のレプリカだよ」
少し寂しそうな笑顔を浮かべた横島は慣れた様子で門を開ける
そこは、元の世界にある妙神山と変わらない景色であった
横島には自分や小竜姫達の記憶がいろいろ蘇ってくる
懐かしく愛おしい日々の記憶
数百年1人で修行をする小竜姫
横島やパピリオと楽しそうに修行をする小竜姫
記憶のほとんどは小竜姫の記憶であった
「…横島さん。 横島さん…?」
横島がふと気が付くと、木乃香が心配そうに横島に呼びかけていた
どうやら横島は少しの間茫然としていたようだ
「ああ、悪いな。 さて中に入って修行をするか」
笑顔で木乃香の頭をぽんぽんと撫でて、横島は中に入っていく
「ここは凄いパワーを感じる場所でござるな…」
「ああ、麻帆良よりもかなり強いパワーだ」
楓と刹那はこの場所の秘密に気が付いているようだ
「恐らく地脈の豊富なエネルギーで満ちているのだ。 魔力や気や他にも不思議な力を感じる」
エヴァが言った不思議な力とは神気である
さすがのエヴァも横島が数回しか使った事がない神気は、わからなかったらしい
ちなみにこの場所は元の世界と違い冥界と繋がって無い為、地脈の力を神気や魔力に変換する役割も果たしていた
横島のアジト内に数十ヶ所同じような場所があり、横島やかつての仲間の神魔達のエネルギー源となっている場所でもある
そんな賑やかな一同の最後尾を歩くネギは沈んだ様子だ
先ほどエヴァに言われた魔法使いのタイプを悩んでいる上、明日菜とのどかに無視されているのでまるで元気が無い
「兄貴…」
カモはネギと明日菜達の和解に悩むが、この手の悩みは苦手らしく苦悩していた
「とりあえず、基礎はここで修行をしていく。 気が付いてる人もいるみたいだけど、この場所はエネルギーで満ちているから修行の効率は格段にあがる」
横島は説明しつつ、旅行者のように妙神山をキョロキョロ見回す一同に苦笑いしていた