その二
茶々丸がどこからか黒板を持って来た
「まずはここは私が魔法で作った別荘だ。 この中は時間の流れが外とは違う。 この中の1日が外の1時間になる。 ちなみに出入りは1日単位でしか出来ん。 お前達はここで1日過ごしてもらう」
エヴァはめんどくさそうに、黒板にグラフなどを書きながら説明する
頭の悪そうな者ばかり集まったので、エヴァなりに気を利かせたのだ
「つまり時間を増やせるのね! 便利な別荘ね~ テスト前とか使いたいわ!」
明日菜は難しい顔ををしながらも、なんとか理解しているようだ
「これが魔法ですか…」
夕映は自分には理解出来ないスケールの話に目を輝かせている
「後は坊やが簡単に魔法を説明しろ!」
エヴァはそう話して、疲れたようにソファーに座り込む
それからネギはまき絵達3人に簡単に魔法を説明する
「え…と、まずは最初に皆さん僕が魔法使いなのは秘密にして下さいね」
ネギは困ったように説明を始める
この世界には魔法が存在する
世界には魔法使いがたくさんいること
魔法界と言う異界があること
自分はまだ見習いで、エヴァや横島に弟子入りしようとしてること
自分は魔法学校を卒業したこと
などなど…
明日菜達や横島が知っている話を説明した
ちなみにネギの父の話や過去は話してない
「凄いアル!」
古は魔法にも驚いているが、自分の知らない強い存在に興奮している
まき絵や楓も半分は理解しているようだ
とりあえず秘密をバラしたらダメなのはわかったようである
ネギは一通り説明が終わると、エヴァと横島を見た
エヴァは動かないが、横島が動く
「魔法にかんしての基本的な事は理解したな。 俺が話す事はまき絵ちゃん達だけでなく、明日菜ちゃんや木乃香ちゃん達も聞いてくれ」
横島は真剣な表情でみんなを見る
「魔法は便利な夢の能力じゃない。 ナイフや銃と同じで、生きてる命を傷つける凶器のようなもんだ。 この場のみんながこれからどう魔法に関わるかは本人次第だが…、それは忘れるなよ」
横島は少し厳しい口調で話していた
力を求めるのは悪いことでは無い
大切な何かを守るには力が必要だ
絶対の正義や悪が存在しない世界で、自分や大切な人を守るには力が必要である
それは誰よりも横島が一番理解しているが…
力がある者は、より大きな力や戦いに巻き込まれやすいのも一番理解している
横島はこの若い少女達の未来を想い、厳しい口調で話していた
(ルシオラ…、みんな……)
横島は一瞬過去を思い出して、深い悲しみに満ちた瞳になる
その瞬間、自分に力を残した女性達や、一緒に戦った仲間達を思い出していた
その表情の変化は、その場の全員が気がつく
それだけ、横島の話はみんなの心に深く突き刺さった
そして、普段は見たことがないその表情に驚きを持って見ている
木乃香、刹那、夕映、そしてまき絵は胸が苦しくなる想いであった
エヴァや茶々丸もそんな横島を放っておけない気持ちになる
「自分を磨くのや、大切な者を守る力を高めるのは悪いことではない。 ただ、力が危険だと言う気持ちは忘れないでくれ」
横島はすぐに表情を切り替えて話を終わる
沈んだような空気が辺りを包む
古やまき絵など、魔法を夢のように考えいた者達には特に心に響いたようだ
「じゃあ、次にネギの二次試験だが…」
横島は険しい表情でネギを見る
「これから受ける試験の最大の敵はネギ、お前の中にある。 この試験は傷口に塩を塗り込むような試験だ。 場合によっては二度と戦えなくなる… それでも受けるか?」
横島はネギの覚悟を試すようにキツく言った
「まずはここは私が魔法で作った別荘だ。 この中は時間の流れが外とは違う。 この中の1日が外の1時間になる。 ちなみに出入りは1日単位でしか出来ん。 お前達はここで1日過ごしてもらう」
エヴァはめんどくさそうに、黒板にグラフなどを書きながら説明する
頭の悪そうな者ばかり集まったので、エヴァなりに気を利かせたのだ
「つまり時間を増やせるのね! 便利な別荘ね~ テスト前とか使いたいわ!」
明日菜は難しい顔ををしながらも、なんとか理解しているようだ
「これが魔法ですか…」
夕映は自分には理解出来ないスケールの話に目を輝かせている
「後は坊やが簡単に魔法を説明しろ!」
エヴァはそう話して、疲れたようにソファーに座り込む
それからネギはまき絵達3人に簡単に魔法を説明する
「え…と、まずは最初に皆さん僕が魔法使いなのは秘密にして下さいね」
ネギは困ったように説明を始める
この世界には魔法が存在する
世界には魔法使いがたくさんいること
魔法界と言う異界があること
自分はまだ見習いで、エヴァや横島に弟子入りしようとしてること
自分は魔法学校を卒業したこと
などなど…
明日菜達や横島が知っている話を説明した
ちなみにネギの父の話や過去は話してない
「凄いアル!」
古は魔法にも驚いているが、自分の知らない強い存在に興奮している
まき絵や楓も半分は理解しているようだ
とりあえず秘密をバラしたらダメなのはわかったようである
ネギは一通り説明が終わると、エヴァと横島を見た
エヴァは動かないが、横島が動く
「魔法にかんしての基本的な事は理解したな。 俺が話す事はまき絵ちゃん達だけでなく、明日菜ちゃんや木乃香ちゃん達も聞いてくれ」
横島は真剣な表情でみんなを見る
「魔法は便利な夢の能力じゃない。 ナイフや銃と同じで、生きてる命を傷つける凶器のようなもんだ。 この場のみんながこれからどう魔法に関わるかは本人次第だが…、それは忘れるなよ」
横島は少し厳しい口調で話していた
力を求めるのは悪いことでは無い
大切な何かを守るには力が必要だ
絶対の正義や悪が存在しない世界で、自分や大切な人を守るには力が必要である
それは誰よりも横島が一番理解しているが…
力がある者は、より大きな力や戦いに巻き込まれやすいのも一番理解している
横島はこの若い少女達の未来を想い、厳しい口調で話していた
(ルシオラ…、みんな……)
横島は一瞬過去を思い出して、深い悲しみに満ちた瞳になる
その瞬間、自分に力を残した女性達や、一緒に戦った仲間達を思い出していた
その表情の変化は、その場の全員が気がつく
それだけ、横島の話はみんなの心に深く突き刺さった
そして、普段は見たことがないその表情に驚きを持って見ている
木乃香、刹那、夕映、そしてまき絵は胸が苦しくなる想いであった
エヴァや茶々丸もそんな横島を放っておけない気持ちになる
「自分を磨くのや、大切な者を守る力を高めるのは悪いことではない。 ただ、力が危険だと言う気持ちは忘れないでくれ」
横島はすぐに表情を切り替えて話を終わる
沈んだような空気が辺りを包む
古やまき絵など、魔法を夢のように考えいた者達には特に心に響いたようだ
「じゃあ、次にネギの二次試験だが…」
横島は険しい表情でネギを見る
「これから受ける試験の最大の敵はネギ、お前の中にある。 この試験は傷口に塩を塗り込むような試験だ。 場合によっては二度と戦えなくなる… それでも受けるか?」
横島はネギの覚悟を試すようにキツく言った