その一

横島や木乃香や夕映が駆けつけると、ゴーレムがまきえを捕まえていた

「まきちゃん!」

「佐々木さん! ぼぼ僕の生徒をいじめたなっ いくらゴーレムでも許さないぞっ」

アスナとネギが駆けつけてきてゴーレムに叫ぶ

「くらえ魔法の矢!!」


しーーん

「まほーのや?」

古が頭を傾げて聞いた

(あいつは魔法を封印してるんじゃないのか? しかもさっきから魔法の事を連発してるが… 隠匿は…)


横島は顔を引きつらせていた


「フォフォフォフォ ここからは出られんぞ もう観念するのじゃ 迷宮を歩いて帰ると、三日はかかるしのう~」

ゴーレムはノリノリだった

(学園長はノリノリだな…)

茶番劇に横島は疲れてきた

「僕の杖で飛んでいけば一瞬だから… ハッ!?」

「こら! ネギ!? さっきから何モロ言ってんのよ!」

ネギとアスナは混乱していた


「あの~ 横島さん? 魔法の事って秘密じゃないんですか?」

不思議な顔した夕映と木乃香が小声で聞いた

「多分魔法の隠匿はもっと重要なはずだよ。 バレたら捕まるらしいし… ただネギは子供だからな…」

「ネギ君頑張ってるんけどね~」

横島が二人にため息をつきながら話して、木乃香がフォローしていた


「とにかく、みんな逃げながら出口を探すのよ!」

アスナが叫ぶ!


夕映がゴーレムの首の辺りに魔法の書を見つけた

「本をいただきます。 まきえさん!、クーフェさん!、楓さん!」

夕映が本をゲットしようと叫ぶ!

「「OK! バカリーダー!」」

バカブルーこと楓とバカイエローこと古がゴーレムに攻撃する!

「中国武術研究会部長の力。 見るアルよー」

「ハイッ!!」

「アイヤッ!」

古が足を殴りゴーレムの足にヒビが入る、すかさずまきえを捕まえてる腕を蹴り上げた

ゴーレムはよろめき、楓がまきえを受け止めて救出した

そこでまきえがリボンで魔法の書をゲットした!


「みんなすげーな~ やっぱり俺必要ないじゃん!」

横島は素直に感心していた

みんなが逃げる中横島は付近を心眼で調べる

「みんな、滝の裏に出口があるぞ!」

横島は出口を見つけて指さして教えた

「まっ 待つのじゃ!」

ゴーレムが慌てて止めようとする

ゴーレムが追いつきそうなので横島がゴーレムに話す

「ちょっと時間稼ぎさせてもらうよ」

ゴーレムは一瞬怯んだ

「ハァ~ッ!!」

バキッ!!


横島が気合いを入れてゴーレムを後ろに蹴り飛ばした!

「すごいアル!」

「見事でゴザルな~」

「横島さんって滅茶苦茶強いじゃないの!」

古、楓、アスナが走りながら驚きの声を上げる


一行は滝の裏に非常口を見つける

ドアには何故か問題が書いてあった…

(やっぱり学園長のヤラセか…)

魔法の書を持つ古が答えを当てる

「もしかしてこの本のパワーで!?」

まきえが古のもつ本を見て話す

「持ってるだけで頭が良くなたアル」

古が走りながら答える


その先には螺旋階段があった…

みんな忙しいで登る中、ゴーレムが壁をこわして追いかけてきた!

「ならぬならぬ! ほ…本を返すのじゃ~~」

ゴーレムが慌てて叫ぶ

(本物の魔法の書らしいな… 学園長が困ってるよ)

横島は苦笑いしながらどうしようか考える


途中に石の壁があり問題が書かれてあったが本を持つ人が答える…


「あうっ」

夕映が階段にある木の根につまづいた

「夕映ちゃん!」

誰かが叫んだ

「足をくじきました…」

夕映は痛そうに言った

「先に行って下さい この本さえあれば最下位脱出が…」

夕映はネギに本を渡そうとするが、ネギは受け取らない

横島は急いで夕映を抱きかかえた

「横島さん… ありがとうです」

夕映の顔は少し赤かった


それから一時間以上登って、やっとエレベーターを見つける

横島意外は
みんな息を切らしてヘトヘトだった

急いでエレベーターに乗るが…

重量オーバーだった

「いっ… いやあああーっ」

みんな叫ぶ

そんな時ゴーレムが迫っていた

横島は人数とエレベーターを見るが何かおかしい…

(女の子がこの人数で重量オーバーはおかしいな… そうか!!)


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