その一

興奮するネギ

(どうでもいいが魔法の隠匿ってことは頭にはないみたいだな… まあガキだしな…)

横島は魔法使いではないのでどうでも良かった


一行は魔法書のところへ走って行こうと石橋を渡っていった

「おーい、その橋罠があるぞ!」

横島が声をかけるが遅かった…


下にはツイスターゲームのような物があった


「この本が欲しくば… わしの質問に答えるのじゃー フォフォフォフォ」

石の石像が動き始め話した

「ななな… 石像が動いたーっ」

「いやーん」

アスナとまきえが叫ぶ


(ゴーレムか? いや… 中に入ってるのは学園長か…)

横島は一瞬で正体を見抜いた為、しばらく様子を見ることにした

ツイスターゲームの要領で問題を答えていくアスナ達

しかし最後にミスをしてゴーレムに落とし穴に落とされた!

横島はとっさに木乃香と夕映の元に飛んでいき二人を抱きかかえた

アスナはネギを抱きかかえ落ちていく

キャー

「みんなごめん!」

そのまま地下に落ちていき下は湖だった
横島は二人を抱きかかえて近くの砂浜に降りて、他の人は湖に落ちていった

「二人共大丈夫か?」横島は二人を離すと二人の様子を見て話した

「横島さんありがとう、うちは大丈夫や」

「ありがとうございます。 すごいですね…」

木乃香と夕映は横島に抱きかかえた為顔が赤かった

「二人共、顔が赤いぞ! どっか痛めたか?」

横島は心配になり二人を見て話した

「いえ、大丈夫です。 それよりみんなを…」

夕映と木乃香は恥ずかしさをごまかして、アスナ達を助けに行った

しばらくして
全員無事に目を覚ました

「ここは幻の地底図書室だと思います」
そこは暖かい光に溢れていて木がたくさんの場所だった

「本好きにとっては楽園という幻の図書館… ただしこの図書室を見て生きて帰った者はいないとか…」

夕映は興奮しながら話した


それから
みんながどうやって帰ろうか話している
そんな中木乃香が近くにきて話してきた

「横島さん脱出する方法ないん?」

「出るのは出来るよ、ただ俺の能力も人には見せれないしな… ギリギリまで様子をみようか」

「うん、わかったわ」

木乃香は横島が脱出出来ると言ったため安心したようだ

そんな中
ネギ達はここで勉強することにした
みんな食料を探しに行った

横島はアスナが一人になったので話しかけた

「アスナちゃん腕大丈夫? ちょっと見せて」

「横島さん、大丈夫ですよ。」

アスナは少し痛そうだった

横島はアスナの腕に手を当ててヒーリングをした

光と共にすぐに痛みは治った

「横島さんも…まさか… 魔法使いなの?」

アスナは驚いて聞いた

「俺は魔法使いじゃないよ。 少し戦えるしさっきみたいな能力はあるけどな。 すまないが俺の事は秘密にしてくれ。 木乃香ちゃんと夕映ちゃんと刹那ちゃんは知ってるけど、他の人には秘密にな… もちろんネギにも」

横島は驚いているアスナに笑顔で話した

「ネギにもってネギが魔法使いなのは知ってるのね。」

「ああ、見ればわかるよ。 理由は知らんが魔力を封印してるのもな… アスナちゃんは知ってたんだろ?」

アスナは不思議そうに聞いて、横島は苦笑いしながら答えた

「気をつけた方がいい。 ネギは魔法の隠匿を軽くみている。 あれじゃそのうちみんなにバレるぞ?」

「そうなんですよね。 私には来て初日にバレたし…」

横島は真面目に話しかけてアスナが困っていた


「とりあえず、俺の事はネギに秘密に頼む。 あの調子じゃネギに知れたらみんなにバレるからな」

「はい、わかりました」


そうして横島とアスナも付近を探索に行った…


それからネギが
アスナ達に勉強を教えて勉強をしていた
「でも不思議だよねー こんな地下なのに都合よく全教科のテキストあったり… トイレにキッチン食料付きで…」

「いたれりつくせりアルね」

まきえと古が不思議そうに話していた


(まあ学園長が何か企んでるんだろうな…)

横島は苦笑いしながら聞いていた


「本に囲まれてあったかくてホント楽園やなー」

「一生ここにいてもいいです。」

「本当に平和な場所だな~」

木乃香と夕映と横島はすっかりくつろいで本を見ていた…



しばらくしたら
いきなり悲鳴が聞こえた
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