▼狐の夢・第3話の参
そう言って目の幅いっぱいに涙をためながら、ビシッと人差し指をタマモに突きつける。
そんな姿を唖然とした表情で見つめていたタマモであったが、次の瞬間お腹を抱えてケラケラと笑い出した。
「あははははっ、アンタ最高だわ。なに、そのリクエストの仕方!?
あーお腹痛いっ、くくくくっ!」
それを聞いた瞬間、横島は部屋の隅ですっかりイジケてしまった
「ちくしょー!!どーせオレはそーゆーキャラなんだっ!!
『ぐわー』とか迫って、『いやー』とか言われて!!
しょせんセクハラ男じゃーーーーっ!!」
そんなことを叫んでいる横島に、優しい声が掛かる。
「ほんとバカなんだから… 嫌なわけないじゃない」
それはいつだったか、東京タワーの上で聞いた彼女の言葉と重なる。
思わず顔を上げた横島の唇にやわらかい感触と暖かなぬくもりが伝わってきた。
「……んっ…」
その瞬間、最近タマモに対して感じていた友情とは違うなにかが「すとんっ」と横島の腹に落ちた。
(ああそうか、オレはタマモの事が…)
そんな姿を唖然とした表情で見つめていたタマモであったが、次の瞬間お腹を抱えてケラケラと笑い出した。
「あははははっ、アンタ最高だわ。なに、そのリクエストの仕方!?
あーお腹痛いっ、くくくくっ!」
それを聞いた瞬間、横島は部屋の隅ですっかりイジケてしまった
「ちくしょー!!どーせオレはそーゆーキャラなんだっ!!
『ぐわー』とか迫って、『いやー』とか言われて!!
しょせんセクハラ男じゃーーーーっ!!」
そんなことを叫んでいる横島に、優しい声が掛かる。
「ほんとバカなんだから… 嫌なわけないじゃない」
それはいつだったか、東京タワーの上で聞いた彼女の言葉と重なる。
思わず顔を上げた横島の唇にやわらかい感触と暖かなぬくもりが伝わってきた。
「……んっ…」
その瞬間、最近タマモに対して感じていた友情とは違うなにかが「すとんっ」と横島の腹に落ちた。
(ああそうか、オレはタマモの事が…)