▼狐の夢・第2話の参

タマモがそんなことを考えていると

「タ、タマモちゃん、どういうことーーーーーーーーっ!?」

「ずっこいでござるぞ、この女狐ーーーーーーーーーっ!!」

二人の絶叫が事務所中に響き渡った。

その後、急遽事務所内で『横島に対するタマモ(大人ver)隠匿法案』なるものが審議され、「賛成3」「どうでもいい1」の賛成多数により可決成立されることとなった。

とりあえず、先ほどの美神とタマモ両者の間で交わされた約束(『仕事の時』は元の姿、お揚げ増量)を再確認したところでようやく落ち着いたようだ。

しかしそんな空気をぶち壊しにする事態が起きる。

「ちわ~っす!美神さ~ん、タマモの様子はどーですか?」

今日は休養のはずの横島がリビングに入ってきた。

「「「まずっ!!」」」

美神達三人がそう思ったときにはすでに遅かった。

「生まれる前から愛してましたーーーーーっ!!」
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