▼狐の夢・第2話の弐
ルシオラが別れの言葉を告げる。
慌てた横島が寂しそうにルシオラに問う。
「なぁ、夢の中ならまた逢えるのか?」
その問いに対するルシオラの答えは横島の望むものではなかった。
「それは無理だと思う。前にも言ったけど、今の私は魔物の幽霊の残りカスみたいなものなのよ。
さっきヨコシマが私の力を使ったときに一時的に表に出てきただけだもの…」
「そうか…」
力なく横島が呟く。
そんな横島に対して努めて明るくルシオラが話しかけた。
「そんな顔しないで、ヨコシマ。
私はいつでもあなたと一緒にいるわ」
「それにね、思ったより早く逢えるかもしれないし…」
そう言ってルシオラはにっこりと微笑む。
慌てた横島が寂しそうにルシオラに問う。
「なぁ、夢の中ならまた逢えるのか?」
その問いに対するルシオラの答えは横島の望むものではなかった。
「それは無理だと思う。前にも言ったけど、今の私は魔物の幽霊の残りカスみたいなものなのよ。
さっきヨコシマが私の力を使ったときに一時的に表に出てきただけだもの…」
「そうか…」
力なく横島が呟く。
そんな横島に対して努めて明るくルシオラが話しかけた。
「そんな顔しないで、ヨコシマ。
私はいつでもあなたと一緒にいるわ」
「それにね、思ったより早く逢えるかもしれないし…」
そう言ってルシオラはにっこりと微笑む。