▼ネギまR 異伝 『横島くん家の刀子さん!?』

その日、切れかけていた食材の買出しに出ていた横島は僅かな違和感に気が付いた。

(…………、これは人払いの結界か!?)

先ほどまでは夜といっても金曜日ということもあり、繁華街ほどではないがいつも買出し時に通うこの路地にもそれなりの人通りはあったはず。
それがなぜか今は人の気配が途絶えている。

いや、正確には気配はある。
ただし普段の人通りや日常の生活から感じられるものとは全く違う、その昔横島も日常的に感じていた肌を刺すようなピリピリと張り詰めたような気配だ。

『戦闘』

この気配をよく知る横島が、これから始まるであろう事態を予測するには十分な雰囲気が辺りには漂っていた。
 


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