▼2010Wカップ記念

(ギクッ、な、なんで二人が知ってんだ?
なるべくこの二人が一緒のときは、今まで通りに接してきたはずなのに…」

「「…………(怒)」」

「も、もしかしてまた…?」

「「えぇ…」」

またしても思考がだだ漏れになってしまった横島、もうおとなしくするしかない。

「え、えーっと、いつ頃から気が付いて…?」

「最近まで全く気づいてなかったわ。ホント上手くやったわねぇ、忠夫!?」

(まて、気付かれてなかっただと?じゃあ、なんで…)

横島はタマモの言葉を頭の中で反芻するが、答えはルシオラから齎された。

「小竜姫さんの友達が教えてくれたの。見てると痒くなるほどなんですって?」

「あんの覗き魔駄目神かーっ!!」

それは彼女の対策を怠った自分が悪いんだぞ、横島よ。
 
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