▼2010Wカップ記念

「「待ちなさい、この人外ホイホイーっ!」」

「あの子は普通の女の子じゃーっ」

なんだか不毛な追いかけっこが始まった。

「「あっ、小竜姫さん。なんでこんなところに?」」

「なぬっ、小竜姫様!?」

「タマモちゃん、今よっ!」

「まかせてっ」

「ぐぇっ」

「フッフッフッ、忠夫捕まーえたっ!」

「ヒ、ヒキョーやぞっ、騙したなーっ!」

思わず小竜姫の名前を聞いて反応してしまった横島は、敢なく捕まってしまった。
まぁどのみちいつかは捕まっていたのだが…

「さてヨコシマ、ちょーっと聞きたい事があるんだけど?」

「だからっ、あの子の事は心当たりがっ」

「あのね、彼女の事はもういいのよ」

「えーっと、どういうことだ、タマモ?ルシオラも」

「「最近すっごく小竜姫さんと仲がいいんだって?
周りから見てるとまるで恋人同士みたいだそうねぇ…」」
 
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