▼2010Wカップ記念

そしたらその助っ人が大活躍。
そのお陰で解散の危機が救われたのなら喜ぶのは当然で、ルシオラとタマモとしても今の行為は大目に見れる。
が、しかし…

「ホントにありがと、タダオ。カッコよかった…(チュッ)」

「「あーっ!!」」

ほっぺにチューはいただけないっ!
二人は盛大に吠えた。

しかし少女は肝っ玉がでかいのか、それともただ単に外野を無視しているのか、
マイペースで話し続けている。

「ねぇタダオ、あなたって日本人よね?じゃあ今回のW杯、日本を応援するね。
あ、そうだ、今度日本に遊びに行くから、その時は案内してくれない?お願い、いーでしょ?」

随分積極的なご様子。しかも可愛いし…
ルシオラとタマモの警戒警報が盛大に鳴り響く中、タマモは何かに気が付いた。

(なんだか見たことある光景ね。あの子とタダオの身長差だと…
はっ、あれはまさか前にアタシも使ったことがある、上目使いで瞳うるうる攻撃?
や、やるわねあの子、思ったより強敵じゃないの…)

いいのかタマモ、そんなこと考えてるうちに肝心の横島は陥落寸前だぞー。

 
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