▼2010Wカップ記念

「えぇ」

「二人ともありがとな」

なんだかとっても良い雰囲気の三人。
ここで終わればとっても平和なんだが、トラブルホイホイのこの男がいる限りすんなり終わるはずが無い。

「タダオ~っ」

横島に助っ人を頼みにきた少女が駆け寄ってくる。
あぁ、なんだかすっごく嬉しそうだ。
間違いなく台風の予感…

「ありがとー、タダオっ。お陰でホントに助かったわ」

そう言って横島に抱き付いた。

((ちょっと待てーぃ!))

ルシオラとタマモは心の中で盛大に突っ込んだか、ここは恋人の余裕でしばらく様子を見ることに決めた。

少女の話しをよくよく聞いてみると、どうやら彼女の所属しているチーム(男女混合)は勝ち運が無いらしく、
連敗街道まっしぐらだったそうだ。

そしていよいよ今回の試合に、チームの存続が掛かっていたらしい。
で、いざ試合当日になったらメンバーが足らない。
苦肉の策として採用されたのが『助っ人横島』だったというわけだ。

  
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