▼横島クエスト 第二話

「落ち着いた?」

笑顔でそう聞く横島。

「は、はい///」

「じゃあ、村に向かおうか、それと俺の名前は横島ただ…お…」

村へ向かい歩き出すが、突然倒れてしまう。

どうやらMP以上の力を使ってしまったのが原因である。

「どうしたんです!大丈夫ですか?」

慌てて駆け寄り、支えるのだが体格差から村へ向かうのは無理であった。

そこで2人はその場で休憩することになった。

「急に倒れちゃって、ゴメンな」

「いえ、大丈夫ですよヨコシマさん、あっ私はアルスと言います」

自分の自己紹介がまだであったことに気づき名前を言う。

「アルスちゃんか…アルス?アルスってオルテガさんの子供の?」

「はい、私はオルテガの娘です」

「(勇者ってこんな女の子が)…そっか」

横島は先程抱き締めた時の細い体を思い出していた。
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