「管理人か、この中から強い力は感じられるようだがな」

流石は真祖の吸血鬼である。

例え元担任かつ弟子である自分より年下なのに同じくらいの大きさの子供に負け“ガブリ”…ギャー！？」

「クックック、どうやらお前は血を飲み干して欲しいらしいな」

「ヤダナータダノカワイイジョウダンデスヨ、ゴシュジンサマ…はぁーんって首筋を舐めるな！」

「ヤメんか、あんたら！」

そんな二人に美神から若干霊力のこもったゲンコツが下された。

「っっっ痛ー、何をするか美神令子！！霊力など込めおってからに！」

「あんたに普通の攻撃は効かないでしょ！これから会うのは神様なんだから大人しくしてなさいよ、特に百樹ちゃん変な事は考え…？」

美神の注意を聞かず、横島は両手を組み何事かを考えていた。