横島たちの会話と同じに、美神へと話を再開する唐巣。

「早く一人前になって、仲間の吸血鬼の生活を支えなきゃならないんですよ～」

「確かに魔力で支配されるダンピールとは情けない…」

同じ吸血鬼であるエヴァはピートに呆れた視線を送っている。

「幽霊や妖怪にも同じことがあるんじゃないかな。」

それにかまわず話を進める神父であるが

「うっ…だから先生のもとで修行して、つよくなって百樹さんを…」

「そして血の眷属にすると（ニヤソ）」

「…と言うと、先生？」

「つまり、現金収入に乏しい吸血鬼から仕送りを貰っているピート君は不純な動機で私のもとで修行していると…」

結局変な方向に話が逸れてしまう。

「違うでしょ！あんたたち、話の邪魔しないでよ！」

そこへ１人まじめに話をしていた美神が注意をいれる。

神父以外聞いちゃいないが。