「師弟揃ってスランプですか？」

「いや、霊力は魂の波動、美神令子は仮にも超一流の退魔士だからな、多くの依頼をこなしているうちに自然と悪霊どもが耐性をつけたんだろうな…」

「へ～っ、なるへそ」

横島の疑問にエヴァが答えた。

「私の台詞を…」

本来あるべき台詞を取られ唐巣神父の髪がハラハラと抜け落ちていた。

「ああ！先生、落ち込まないで下さい、髪が髪が大変なことに！」

「げっ！何でお前がここにいるんだ！」

落ち込む唐巣神父をハゲますピート。

以前彼に襲われかけた横島はエヴァの後ろに隠れ距離をとっていた。

「そんな反応しなくとも…僕は先生の弟子ですから」

は横島の反応に涙するピート。

「と、とにかく殺虫剤を使っていると、害虫は薬に抵抗力を持ち効かなくなるらしい」