▼DesiresQueen 第八話

―某国

ある家にて、一人のマダムが日本へと電話をかけていた

?「そう…あの子がね…保護した女の子の転校手続きは任せたわね」

?『お嬢様と同じ学校で?』

?「ええ、荷物も届けておいて頂戴」

?『了解しました、それでは失礼致します、紅井チーフ…』

?「それは昔の呼び名でしょ、今は只の主婦よ、じゃあお願いね」

彼女は電話を終えると、お茶を一口飲み‘ニヤリ’と微笑む

?「ふふっ、あの子隠し通せるとでも思ったのかしら?戸籍が変わったなんてすぐ気付くのにね…日本に帰るのが楽しみだわ…」

?「ただいま~…!!??」

そこに無精髭を生やした男が帰宅してきた
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