▼貴方とみる世界 第二話

「胸に脂肪の固まりがあるのですか!!」

「「『はい?』」」

真剣な彼女の発言に目が点になる横島たち。

「だってずるいじゃないですか、生み出したわたしより巨にゅ“バコ”きゅう~」

彼女の魂の叫びは猿神によって遮られる。

『さてワシはこやつの再教育するので話をすすめておれ』

「「サー!イエッサー!」」

敬礼する二人を残し再び加速空間へと消える二柱

それを見送って心眼が横島を見据える。

「そなたに聞く」

「は、はいぃぃ!?何ですか?」

彼は間抜け空間からシリアスなものへと代わった事に驚いていた。

「そなたの名は?」

「よ、横島忠夫だ」

「では横島、我はそなたに力を与えるもの、その力何に使うのか?」
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