▼貴方とみる世界 第二話

『普通の高校生に霊波刀なぞ使えん…まーそうじゃのそろそろ外に出ようかの、小竜姫』

横島のマジ泣きにそろそろ限界かのと小竜姫を呼び出す猿神。

「はい、何でしょうか老師?」

『小僧に龍神の加護をあたえよ』

「加護ですか、ですが今の横島さんには必要ないのでは?」

『それはこの空間だからこそで、外にでたら小僧のコントロールでは自身の霊力に押しつぶされてしまうわい』

“お前が才能を見いだしたんだから責任をもたんか!”と言う猿神に“この空間に連れてきたのは老師ですが”と反論し頭にプリチーなコブを作って涙目な小竜姫が横島へと近づく。

「あー大丈夫ですか小竜姫様?」

「ひっく、えぐっ、大丈夫れす~それよりも横島ざんそのバンダナはいつも身に付けていますか?」

「泣きながらいわれても説得力ないんすけど…バンダナはそうですねまあ大抵身に着けてますね。」

それを聞き横島へと近づく。
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