『あの～姫様、この書類にサインをお願いします』

「何です今忙しいのに…天界への報告書ですか？」

『横島、お前もこの書類にサインしてくれ』

「この命の瀬戸際出来るか！…ってバイトの給料か？此処やな！」

２人がサインをすると、老師がニヤリと笑い紙に掛かっていた幻術を解く。

『よし、これで超ウルトラスペシャルデンジャラス＆ハードコース２人分じゃな』

「ちょっと老師、超とかついてますけど、私もう引きずられてますけどぉぉ！」

「あの～老師様、というか猿！僕には霊能力なんてないんじゃ離せ～おが～ん！」

『問題ない、無いものは引き出せばよいのじゃ』

「ムリ、ムリだから“お金がないからコンビニ寄ろう”みたいに気軽なノリではムリぃぃ、助けて～美神さーん！」

そして三人は加速空間へと旅立って行くのであった。

―続く