▼貴方とみる世界 第一話

「老師ぃぃぃ!この横島さんは私の超加速にも着いてこれる程の実力者なんですよ!」

「ちょっと小竜姫様!?」

『なんじゃと人間が生身でか?…それより小竜姫よ、其処でお前の鱗を拾ったぞ(怒)』

「申し訳ありませんー!!」

老師の出した証拠品を見た小竜姫は横島も関心するほどのジャンピング土下座を敢行するのであった。

『OHANASHIがある、小竜姫よ…』

そう言って小竜姫を引き摺りだす。

一連の動きを見ていた横島だったが、美女・美少女の味方である彼は決意を胸に行動を起こす。

「じゃあぼくは、バイトのつづきがありますので!」

爽やかな笑顔で、仕事仕事♪と言いながらその場を離れようとする。

“ガシッ”

「…離してくれませんか小竜姫様?」

「人が困ってるのに逃げるのは酷いですよ横島さん!」

「アンタ神様でしょうが!神は人間を助けるのが役目でしょ!?」

「横島さん、人は神の試練を乗り越えて大きくなれるのです」

「そんな神いるかー!」

一人と一柱が言い争っているなか鬼門の二鬼がとある紙を持ち近づいて来る。
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