▼貴方とみる世界 第一話

「いえ私はあくまで管理人なので本当は上司がいるんですよ」

そんな小竜姫も鬼門の存在を忘れているようだ。

「じゃあ今回の事がバレたら不味いんじゃ…?」

「その心配はいりません、そのお方はいま長期で天界に戻って『ワシがどうかしたのか小竜姫?』…ろ・老師ぃぃ!?」

背後に突然現れた猿にお茶を噴き出しながら驚く小竜姫

「あぢぃぃ、何するんすか小竜姫様!ん、何すかその猿?」

お茶を正面から受け熱がる横島

「コココノオオオカタハ、ミミミョョウウジジンザザンノシシンノノノ」

「小竜姫様、落ち着いて下さいよ、とりあえずお茶でも飲んで下さい」

小竜姫のお茶はこぼれてしまっていたため、自分のお茶を慌てて渡す横島

「ありがとうございます‘ゴクッ’(ってこれって間接キスじゃ!?)」

「小竜姫様どうしたんすか、顔が真っ赤ですよ大丈夫ですか?」

そう言いながら小竜姫の顔を覗き込む。
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