▼2010年クリスマスSS

ケース③
『こんなに祝ってもらえるなんて最高指導者冥利につきますね、そう思いませんかさっちゃん?』

『それは自慢なんかキーやん?』

『違いますよ、ただ私の誕生日に大勢集まった事に感動してるだけですよ~』

『ぐぬー、まっいいわい今日位ゆるしたるわ』

『そうですよさっちゃん、それよりも次のよこっちの予定ですが…』

『ほう、愉快殺し屋軍団と1人の少年と一匹の犬率いる突然変異の生物(なまもの)たちが住む島か、でもそれやと楽しい修羅場がないんと違うか?』

『ふっ、さっちゃん甘いですね彼は異常に人外に好かれるんですよ』

『成る程、島は生物(なまもの)だらけやから!流石キーやん…お主も悪よのう』

『いえいえ、さっちゃん程では』

そこにはキャンドルを灯りに芝居をする強烈な存在感の二柱が薄気味悪くわらっていた。


場面は三人に戻る。

「ほらあいつら祝うというよりも冒涜してるわよ、しかも最後の本人じゃん」

ほら見てよと言うタマモであったが、神父はというと…
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