▼DesiresQueen 十三話

『…からかうんじゃねーよ、それにお前にだってダイキがいるじゃねーか』

男は反撃に女に溺愛している夫の話題を切り出した。

『ふ~ん…でもあの宿六は可愛く育った娘に手をだすかもね(ニヤリ)』

だが彼女はその様なことで狼狽えるような性格ではないらしい。

『な゛っ!そんな事許せねえ!アイツは俺のもんだ、会うまで男の姿になるようにしておく!ダイキに言っとけ浮気すんなって!』

男はあんちょこを取り出し女のお腹に向かい魔法を唱えた。

『人の子供の性別を勝手に変えるんじゃない!って、×××様も今のジャイアニズム発言を聞いて喜んでるしまあいいか、それに娘と息子を一回に育てる経験も出来そうだしね』

『これでよし、所でお前らはこれからどうすんだ?』

『そうね新世界はまだ危険だから詠春を頼って日本に行くわ』

『日本か…そういや麻帆良にアイツも居たな』

『奥さんのお許しも出たし迎えに行くんでしょ?』

『あ、ああ全てが終わったらな』

男は顔を引きつらせながら肯定した、その事で何かあったのだろうか?
2/6ページ
スキ