▼DesiresQueen 十三話

横島は事務所から自宅へと帰りベットに入り眠りについていた。

それから数刻が経つ頃、突如として意識が覚醒を始める。


―第13話 魂の行き先は?―


“あれ此処は何処だろ?”

横島が周りを見渡すと、一組の男女が会話をしていた。

『これが王女様の魂の結晶よ』

そう言って女が豪華な宝飾がほどこされ、淡く金色に光を放っているビンを男に手渡す。

“なんだろう、あれを見ると心が温かくなる”

男はそのビンを受け取り、それを愛しげにそれでいて悲しげに見つめていた。

『これがそうか、×××の髪の色と同じ綺麗な色だな』

『でもいいのかい?×××様に頼まれたとは言え私の子供に転生させるなんて』

『ああ、親友のアンタだからこそ頼んだんだろうからな』

『自分の子供って道もあるんじゃないのかい?』

『オイオイ、俺がそんな道を選ぶと思ってんのか?』

男は女の言葉を少し憤慨しながら答える。

『ア~ハハハ!ゴメンゴメン冗談だよ、やっぱりアンタはあの方にゾッコンなんだね、少し妬ましいわ』
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