新しき絆
横島とシロも座り、お茶を飲み一息つく
「で、今日は何があったの?」
タマモはあきれ気味に横島に聞く
毎回くだらない理由で、令子は横島を虐待しようとする
たいした意味は無いが、タマモは横島に聞いていた
「美神さんがいきなり給料を上げたんだ…。 自分から給料を上げておいて俺を睨むんだよな~ 勘弁して欲しいよ」
横島はウンザリと言った表情をする
しかし、魔鈴とタマモは驚きで目を見開いている
「なんで美神が自分から給料上げるの?」
「おかしいですね…。 何か裏がありそうです」
タマモは令子が給料を上げた理由がわからず考え込み、魔鈴は裏があるのではと疑って考え込む
「そう言えばいくら入ってるでござる?」
「まだ見てなかったな…」
横島はシロに言われて、給料袋の中身を確認する
「「「「…………」」」」
しばらく辺りに沈黙が走る
「横島、先月は何日働いた?」
タマモは信じられないように、横島の持つ給料を見る
「先月は3日だよ。 美神さんが正月休み長かったしな…」
横島の手元には、一万円が20枚はあるようだ
「時給一万円にはなりますかね…」
魔鈴も信じられないように首を傾げる
「やっぱり隊長が何かに気が付いたな…」
横島は困ったように呟く
「そう言えば、美智恵殿に言われて給料を上げたと言ってたでござるな」
シロは思い出したように話し出す
「4日ほど前に隊長が家に来た。 卒業後考えてるか? とか、給料を上げるように相談に乗るとか言ってきた」
横島の話を聞いた魔鈴とタマモは険しい表情になる
「とうとうバレたのかもしれませんね…」
魔鈴はため息をつく
「間違いないわね」
タマモも言い切り、部屋には緊迫した空気が流れる
「シロとタマモは身辺に気をつけろ。 文珠を渡すから、危なくなったら使え」
横島は文珠を意識下から出して、二人に5個ずつ渡す
「二人共、戦おうと思ってはダメですよ。 何としても私の家まで逃げて来て下さい」
魔鈴は心配そうにシロとタマモを見る
「うん、私達は大丈夫よ もう準備は終わってるもの。 大切な物は魔鈴さんの家に持って来てるしね。 後はあそこを出るだけよ」
タマモは横島と魔鈴が本当に心配してくれるのを、嬉しく感じている
この数ヶ月で横島、魔鈴、タマモ、シロの絆は本当にしっかりした物になっていた
美神親子、横島夫妻
そして横島達
それぞれがそれぞれの目的の為に動き出す…
その日の夜…
横島のアパートで、横島と雪之丞が酒を飲んでいた
「雪之丞、頼みがあるんだが…」
横島は突然真剣な表情で話を切り出す
「なんだ?」
雪之丞は特に表情は変えずに答える
「隊長に俺や魔鈴さんの関係がバレたかもしれない…。 それで…、シロとタマモを守ってやってくれないか? 俺は見張られてる可能性もあるから動けない。 もし、美神さんが真相を知れば、あの二人が危ない」
横島の話に雪之丞は表情を一変させる
「いよいよか。 あの二人は任せとけ! 裏には裏のやり方がある。 影からの護衛はお前より俺の分野だ」
雪之丞は自信に満ちた表情で言い切る
「ああ、頼む。 決着の時なんだ…」
横島は複雑な表情をしている
シロとタマモの未来…
そして……
ルシオラを犠牲にした、美神親子への決別
いろんな想いが溢れていた
「で、今日は何があったの?」
タマモはあきれ気味に横島に聞く
毎回くだらない理由で、令子は横島を虐待しようとする
たいした意味は無いが、タマモは横島に聞いていた
「美神さんがいきなり給料を上げたんだ…。 自分から給料を上げておいて俺を睨むんだよな~ 勘弁して欲しいよ」
横島はウンザリと言った表情をする
しかし、魔鈴とタマモは驚きで目を見開いている
「なんで美神が自分から給料上げるの?」
「おかしいですね…。 何か裏がありそうです」
タマモは令子が給料を上げた理由がわからず考え込み、魔鈴は裏があるのではと疑って考え込む
「そう言えばいくら入ってるでござる?」
「まだ見てなかったな…」
横島はシロに言われて、給料袋の中身を確認する
「「「「…………」」」」
しばらく辺りに沈黙が走る
「横島、先月は何日働いた?」
タマモは信じられないように、横島の持つ給料を見る
「先月は3日だよ。 美神さんが正月休み長かったしな…」
横島の手元には、一万円が20枚はあるようだ
「時給一万円にはなりますかね…」
魔鈴も信じられないように首を傾げる
「やっぱり隊長が何かに気が付いたな…」
横島は困ったように呟く
「そう言えば、美智恵殿に言われて給料を上げたと言ってたでござるな」
シロは思い出したように話し出す
「4日ほど前に隊長が家に来た。 卒業後考えてるか? とか、給料を上げるように相談に乗るとか言ってきた」
横島の話を聞いた魔鈴とタマモは険しい表情になる
「とうとうバレたのかもしれませんね…」
魔鈴はため息をつく
「間違いないわね」
タマモも言い切り、部屋には緊迫した空気が流れる
「シロとタマモは身辺に気をつけろ。 文珠を渡すから、危なくなったら使え」
横島は文珠を意識下から出して、二人に5個ずつ渡す
「二人共、戦おうと思ってはダメですよ。 何としても私の家まで逃げて来て下さい」
魔鈴は心配そうにシロとタマモを見る
「うん、私達は大丈夫よ もう準備は終わってるもの。 大切な物は魔鈴さんの家に持って来てるしね。 後はあそこを出るだけよ」
タマモは横島と魔鈴が本当に心配してくれるのを、嬉しく感じている
この数ヶ月で横島、魔鈴、タマモ、シロの絆は本当にしっかりした物になっていた
美神親子、横島夫妻
そして横島達
それぞれがそれぞれの目的の為に動き出す…
その日の夜…
横島のアパートで、横島と雪之丞が酒を飲んでいた
「雪之丞、頼みがあるんだが…」
横島は突然真剣な表情で話を切り出す
「なんだ?」
雪之丞は特に表情は変えずに答える
「隊長に俺や魔鈴さんの関係がバレたかもしれない…。 それで…、シロとタマモを守ってやってくれないか? 俺は見張られてる可能性もあるから動けない。 もし、美神さんが真相を知れば、あの二人が危ない」
横島の話に雪之丞は表情を一変させる
「いよいよか。 あの二人は任せとけ! 裏には裏のやり方がある。 影からの護衛はお前より俺の分野だ」
雪之丞は自信に満ちた表情で言い切る
「ああ、頼む。 決着の時なんだ…」
横島は複雑な表情をしている
シロとタマモの未来…
そして……
ルシオラを犠牲にした、美神親子への決別
いろんな想いが溢れていた