新しき絆
それから横島は…
シロにはランニングシューズを買った
いつも凄まじいスピードで散歩するシロには、いい靴が必要だと思ったのだ
タマモには手袋とマフラーを買った
タマモはいつもゆっくり散歩して、魔鈴や横島の部屋へ遊びに行っていた
その為、寒くないように手袋とマフラーにしたのだ
そこまで買って最後に残ったのが魔鈴だった…
若い女性であるが、魔女である
異界の家を見てもわかるように、少し変わった趣味なのだ…
横島は荷物を持ちながら考えていた
「うーん… 何がいいか、全く思いつかんな…」
横島はため息をついて歩いていた
そんな時、ふと目に止まったのは宝石店のディスプレーだった…
クリスマスらしく、指輪やネックレスなどが綺麗に並んでいた
「ネックレスか…」
横島は呟いて考えていた
一流のGSは精霊石を、ネックレスやイヤリングにして身につけていた
精霊石は魔族や妖怪にも一定のダメージを与えれる為、GSは最後の切り札として貴重だった
一つ数億する精霊石はさすがに買えないが…
文珠でイヤリングやネックレスを作ってみては…
と考えた
「いっちょやってみるか!」
横島は考えを固めて、材料を買いに行った
あまり時間が無いため、凝った細工は難しいが、ネックレスやイヤリングに文珠をつけるくらいなら簡単だった…
横島は子供の頃、ミニ四駆で全国制覇を三連覇していた
優勝した理由は、横島の技術にあった
横島は元々器用で、機械いじりなども得意だった…
その横島にしたら、ネックレスやイヤリングに文珠を付けるなど簡単だった…
横島は材料を買うと、両手に荷物を抱えて足早に帰っていった…
アパートに帰った横島は、さっそく文珠を付けたネックレスとイヤリングの制作に入った…
文珠を傷つけないように慎重に作っていった…
そしてその日は夜遅くまで集中して作っていた……
翌朝…
横島の目に眩しい朝日が入ってきた
「うーん… まだ眠いな… 結構作るの時間かかったからな…」
横島は眠い目を擦りながら起き出した
「ふあ~~」
大きなあくびをして、横島は朝食にとパンを食べ始めた
最近は食費はあるのだが…
自炊する訳ではないので、朝は簡単にパンで済ませていた
横島はテレビをつけて朝のワイドショーを見ていた
いつもと違い、今日はワイドショーもクリスマス一色になっていた
「今日はクリスマスイブか…」
横島はそう呟いて、今日の予定を考えていた
まずは妙神山に行って、パピリオにプレゼントを届けないとだめだ
そして、午後にはシロとタマモと魔鈴に届けないといけない
妙神山が遠い為、結構大変だった
ちなみに、令子やおキヌは頭に入ってない…
パピリオはたまに会いに行く家族に近い…
シロやタマモや魔鈴は仲間だ…
だが…
令子とおキヌは違った…
令子に対しては嫌悪感が先立つし
おキヌでさえ、今は関わりたくなかった…
おキヌは基本的に令子のやり方を認めている
多少、止めはするが否定はしない
それに横島は知っていた
おキヌの給料が横島の20倍以上あるのを…
令子とおキヌがそれを隠してるのも知っている
結局おキヌも、横島を普通に扱うことはしなかったのだ
横島を捨てゴマにした時も、おキヌはその後抗議もしてない
おキヌは横島より、令子を優先させていた
それはあの事務所では当たり前だ…
だが今の横島にとっては、そんなおキヌを仲間とは思えなかった…
最も…
おキヌは横島を心配していたし、給料なども考えていた
だが令子に流されて、いつの間にか横島が酷い目に会うのが当然になっていた
やりすぎないように止めはするが、初めから令子にぶつかることはしなかった…
おキヌの優しさが優柔不断となり、令子のやり方を洗脳されていた…
元々横島も同じく、令子のやり方を洗脳されていたが…
横島はルシオラの件で目が覚めていた…
横島とおキヌの溝は、そこが決定的だった……
シロにはランニングシューズを買った
いつも凄まじいスピードで散歩するシロには、いい靴が必要だと思ったのだ
タマモには手袋とマフラーを買った
タマモはいつもゆっくり散歩して、魔鈴や横島の部屋へ遊びに行っていた
その為、寒くないように手袋とマフラーにしたのだ
そこまで買って最後に残ったのが魔鈴だった…
若い女性であるが、魔女である
異界の家を見てもわかるように、少し変わった趣味なのだ…
横島は荷物を持ちながら考えていた
「うーん… 何がいいか、全く思いつかんな…」
横島はため息をついて歩いていた
そんな時、ふと目に止まったのは宝石店のディスプレーだった…
クリスマスらしく、指輪やネックレスなどが綺麗に並んでいた
「ネックレスか…」
横島は呟いて考えていた
一流のGSは精霊石を、ネックレスやイヤリングにして身につけていた
精霊石は魔族や妖怪にも一定のダメージを与えれる為、GSは最後の切り札として貴重だった
一つ数億する精霊石はさすがに買えないが…
文珠でイヤリングやネックレスを作ってみては…
と考えた
「いっちょやってみるか!」
横島は考えを固めて、材料を買いに行った
あまり時間が無いため、凝った細工は難しいが、ネックレスやイヤリングに文珠をつけるくらいなら簡単だった…
横島は子供の頃、ミニ四駆で全国制覇を三連覇していた
優勝した理由は、横島の技術にあった
横島は元々器用で、機械いじりなども得意だった…
その横島にしたら、ネックレスやイヤリングに文珠を付けるなど簡単だった…
横島は材料を買うと、両手に荷物を抱えて足早に帰っていった…
アパートに帰った横島は、さっそく文珠を付けたネックレスとイヤリングの制作に入った…
文珠を傷つけないように慎重に作っていった…
そしてその日は夜遅くまで集中して作っていた……
翌朝…
横島の目に眩しい朝日が入ってきた
「うーん… まだ眠いな… 結構作るの時間かかったからな…」
横島は眠い目を擦りながら起き出した
「ふあ~~」
大きなあくびをして、横島は朝食にとパンを食べ始めた
最近は食費はあるのだが…
自炊する訳ではないので、朝は簡単にパンで済ませていた
横島はテレビをつけて朝のワイドショーを見ていた
いつもと違い、今日はワイドショーもクリスマス一色になっていた
「今日はクリスマスイブか…」
横島はそう呟いて、今日の予定を考えていた
まずは妙神山に行って、パピリオにプレゼントを届けないとだめだ
そして、午後にはシロとタマモと魔鈴に届けないといけない
妙神山が遠い為、結構大変だった
ちなみに、令子やおキヌは頭に入ってない…
パピリオはたまに会いに行く家族に近い…
シロやタマモや魔鈴は仲間だ…
だが…
令子とおキヌは違った…
令子に対しては嫌悪感が先立つし
おキヌでさえ、今は関わりたくなかった…
おキヌは基本的に令子のやり方を認めている
多少、止めはするが否定はしない
それに横島は知っていた
おキヌの給料が横島の20倍以上あるのを…
令子とおキヌがそれを隠してるのも知っている
結局おキヌも、横島を普通に扱うことはしなかったのだ
横島を捨てゴマにした時も、おキヌはその後抗議もしてない
おキヌは横島より、令子を優先させていた
それはあの事務所では当たり前だ…
だが今の横島にとっては、そんなおキヌを仲間とは思えなかった…
最も…
おキヌは横島を心配していたし、給料なども考えていた
だが令子に流されて、いつの間にか横島が酷い目に会うのが当然になっていた
やりすぎないように止めはするが、初めから令子にぶつかることはしなかった…
おキヌの優しさが優柔不断となり、令子のやり方を洗脳されていた…
元々横島も同じく、令子のやり方を洗脳されていたが…
横島はルシオラの件で目が覚めていた…
横島とおキヌの溝は、そこが決定的だった……