新しき絆
魔鈴達が人狼の里に行った日の少し前…
横島の行動の一部が、ついに最も知られてはいけない人物に知られていた…
場所はオカルトGメンの事務所
美神美智恵は娘ひのめをあやしながら仕事をしていた
「先生、少しよろしいでしょうか?」
美智恵の部屋に入って来たのは西条だった…
「いいわよ。 何かしら?」
美智恵は書類を机に置いて西条を見た
「実はタマモ君のことですが…」
西条は少し不思議そうに話した
「正体がバレたの!?」
美智恵はタマモの話に険しい表情になる
タマモの正体
金毛白面九尾は表向き一応退治したことにしていた
しかしそれは、令子と美智恵が裏で動いて問題を握りつぶしたのだ
実は政府のごく一部と、GメンやGS協会幹部は知っていたのだ
その為、正式な文章で退治したことには出来なかったのだった…
タマモの正体が他の人にバレるのはまずかった…
令子は政府から九尾の退治料をもらっている
いわば、政府からお金を騙し取ったのだ…
問題を握りつぶした自分と娘が大変なことになる
美智恵は少し焦った
自分と令子は敵も多い…
美智恵はそれを自覚していた
今回の件はその連中にいい口実を与える結果になる…
しかし…
「いえ、正体はバレてません。 金毛白面九尾が正式に退治されたと受理されてます… それと… タマモ君の保護者が横島君とその両親になって届け出が受理されてます」
西条は不思議そうに美智恵に説明した
自分は事実を話しているが、何がどうなってるか全くわからなかった…
「えっ!? どういうこと!?」
さすがの美智恵も理解出来なかった
「タマモ君はただの妖怪として届け出がなされてます。 GS免許を持つ横島君と、未成年な為両親が保護者になってます」
西条は美智恵に書類を渡した
それは西条が偶然発見したのだった
日本に居る保護された妖怪は、間違って退治されないように、GS協会とGメンに登録される
西条が偶然その中にタマモの名前があるのを発見したのだった…
GSの中には式神などで、鬼や妖怪を使う者がいる
本来はその為の登録制度なのを、良心的なGSが妖怪保護にも使っていたのだった…
「本物の書類ね… どういうことかしら… 令子はわざわざ動く訳無いし…」
美智恵は不思議そうに考えだした
令子がタマモを手元に置いたのは監視する為だ
特に害が無いので、美智恵も令子も今は監視していなかった
その令子がわざわざ、裏金を使ってタマモの為に動く訳は無かった…
「西条君悪いけど、少し調べてくれる? 私も調べてみるわ。 タマモちゃんの保護は、いいことなんだけど…」
美智恵はひのめをあやしながら、話していた
「問題は何故横島君か… ですね…」
西条は美智恵の言いたいことを理解していた
「ええ… 普段の横島君から考えると、あまりに不自然だわ…」
この時美智恵は、横島がタマモを自分から保護したとは思って無かった…
誰か第三者が、横島を利用…
あるいは、引き込みに行動してるのだと思っていた
横島の能力である文珠と、アシュタロス戦での活躍は、GS関係者の一部には広がっていた
横島の活躍などは、極秘扱いだが…
Gメンの職員から、GS協会関係者
あの戦いに参加した人達は比較的みな知っているのだ
話は静かに広まっていた
横島は現在、美神家が所有物のように扱っていた
独立の話や引き抜きなどは、みな令子が握りつぶしていた
美智恵は令子のやり方には多少文句をつけるが、止めはしなかった…
横島の能力や人望など、美神家から手放す気は無かったのだ
美智恵は誰が動いてるのか探る為
西条と共に調べだした……
横島の行動の一部が、ついに最も知られてはいけない人物に知られていた…
場所はオカルトGメンの事務所
美神美智恵は娘ひのめをあやしながら仕事をしていた
「先生、少しよろしいでしょうか?」
美智恵の部屋に入って来たのは西条だった…
「いいわよ。 何かしら?」
美智恵は書類を机に置いて西条を見た
「実はタマモ君のことですが…」
西条は少し不思議そうに話した
「正体がバレたの!?」
美智恵はタマモの話に険しい表情になる
タマモの正体
金毛白面九尾は表向き一応退治したことにしていた
しかしそれは、令子と美智恵が裏で動いて問題を握りつぶしたのだ
実は政府のごく一部と、GメンやGS協会幹部は知っていたのだ
その為、正式な文章で退治したことには出来なかったのだった…
タマモの正体が他の人にバレるのはまずかった…
令子は政府から九尾の退治料をもらっている
いわば、政府からお金を騙し取ったのだ…
問題を握りつぶした自分と娘が大変なことになる
美智恵は少し焦った
自分と令子は敵も多い…
美智恵はそれを自覚していた
今回の件はその連中にいい口実を与える結果になる…
しかし…
「いえ、正体はバレてません。 金毛白面九尾が正式に退治されたと受理されてます… それと… タマモ君の保護者が横島君とその両親になって届け出が受理されてます」
西条は不思議そうに美智恵に説明した
自分は事実を話しているが、何がどうなってるか全くわからなかった…
「えっ!? どういうこと!?」
さすがの美智恵も理解出来なかった
「タマモ君はただの妖怪として届け出がなされてます。 GS免許を持つ横島君と、未成年な為両親が保護者になってます」
西条は美智恵に書類を渡した
それは西条が偶然発見したのだった
日本に居る保護された妖怪は、間違って退治されないように、GS協会とGメンに登録される
西条が偶然その中にタマモの名前があるのを発見したのだった…
GSの中には式神などで、鬼や妖怪を使う者がいる
本来はその為の登録制度なのを、良心的なGSが妖怪保護にも使っていたのだった…
「本物の書類ね… どういうことかしら… 令子はわざわざ動く訳無いし…」
美智恵は不思議そうに考えだした
令子がタマモを手元に置いたのは監視する為だ
特に害が無いので、美智恵も令子も今は監視していなかった
その令子がわざわざ、裏金を使ってタマモの為に動く訳は無かった…
「西条君悪いけど、少し調べてくれる? 私も調べてみるわ。 タマモちゃんの保護は、いいことなんだけど…」
美智恵はひのめをあやしながら、話していた
「問題は何故横島君か… ですね…」
西条は美智恵の言いたいことを理解していた
「ええ… 普段の横島君から考えると、あまりに不自然だわ…」
この時美智恵は、横島がタマモを自分から保護したとは思って無かった…
誰か第三者が、横島を利用…
あるいは、引き込みに行動してるのだと思っていた
横島の能力である文珠と、アシュタロス戦での活躍は、GS関係者の一部には広がっていた
横島の活躍などは、極秘扱いだが…
Gメンの職員から、GS協会関係者
あの戦いに参加した人達は比較的みな知っているのだ
話は静かに広まっていた
横島は現在、美神家が所有物のように扱っていた
独立の話や引き抜きなどは、みな令子が握りつぶしていた
美智恵は令子のやり方には多少文句をつけるが、止めはしなかった…
横島の能力や人望など、美神家から手放す気は無かったのだ
美智恵は誰が動いてるのか探る為
西条と共に調べだした……