新しき絆
横島はタマモを抱えたまま魔鈴の店に駆け込んだ
「魔鈴さん! タマモをお願いします!」
横島はかなり焦っていた
そして、状況を理解出来てない魔鈴にタマモを預けた
「行くぞ、シロ!」
「わかったでござる」
横島とシロは魔鈴に理由を説明する前に走り出した
「横島さん!? これはいったい…?」
魔鈴は状況を聞こうとしたが…
すでに横島は居なかった……
「タマモちゃん?」
魔鈴がタマモを見るとタマモは苦しそうにして意識が無かった…
「これは……」
魔鈴は急いでタマモを家に運んだ
そして、横島とシロは…
さすがにずっと走って行くわけにもいかず、電車を乗り継いで天狗の元へ向かっていた…
「先生、天狗殿はタダでは薬はくれないのでござる… 戦って勝たなければ…」
シロは困ったように横島に話した
「本当か?シロ!」
横島は驚いてシロを見る
シロは申し訳なさそうにしていた
だが、横島には他に手段は無かった
「わかった… 俺がなんとかする…」
横島は険しい表情で考え込んだ
シロは初めて見る横島の真面目な顔を不思議そうに見ていた…
横島は自分が天狗に勝てるとは思って無かった
雪之丞ならともかく…
だが、今タマモを助けれるのは自分しかいない
その想いでいっぱいだった…
それから横島とシロは、数時間かけて天狗の住む森に来た
「シロ、天狗はどっちだ?」
「こっちでござる」
横島とシロは迷いながら森を進む
その時…
見知らぬ気配がした
「先生…」
シロは周りを警戒して横島に声をかけた
「ああ、天狗が来たみたいだな」
横島も辺りを警戒していると…
「何か用かな?」
天狗が二人の前に現れた
「仲間の妖狐が原因不明の高熱にうなされているんだ。 薬が欲しいんだが、分けてくれないか?」
横島は天狗を伺うように話した
「条件は知っておるのか?」
天狗は横島を見て話した
「ああ、戦って勝てばいいんだろ?」
横島は静かに霊力を上げだした
「ならばよい。 来い!」
天狗は刀を抜き構えた
横島は霊波刀を出した
「先生、ここは拙者が!」
シロが横島より先に戦おうとした
「シロ、お前じゃ無理だ。 いや、俺も同じだがな… ここは俺がなんとかする。 お前はタマモに薬を持って帰れ」
横島は真剣な表情でシロに話した
それはシロが知る優しい横島では無かった
有無を言わさぬ表情だった…
「力の差を理解しても来るか…」
天狗は横島の攻撃を待ちながら呟いた
「他に助かる方法が無いんだ…」
横島はそう呟いて、天狗に斬りかかる
その力の差は圧倒的だった
横島の攻撃は簡単にかわされて、横島は次々に傷ついていく…
「先生ー!!」
シロが叫んだ!
「来るな! お前まで傷ついてたら、誰がタマモに薬を持って行くんだ!」
横島の激しい言葉にシロは悔しそうに我慢する
「うわっ!!」
横島は天狗の攻撃で吹っ飛ばされた
(力の差なんて甘いもんじゃねえな… 格が違いすぎる)
横島は左手に文珠を出した
文字は【加】【速】
「うおぉぉぉ!!」
横島は霊力を全開にして天狗に再び挑む
キン!キン!
バキ!バキ!
スピードが上がっても攻撃は当たらない。
全てガードされた
「クソッ!」
横島はできる限りの戦いで挑むが一撃も当たらない
「うわっ!!」
ドーン!
横島はまた吹っ飛ばされて、木に叩きつけられた
「魔鈴さん! タマモをお願いします!」
横島はかなり焦っていた
そして、状況を理解出来てない魔鈴にタマモを預けた
「行くぞ、シロ!」
「わかったでござる」
横島とシロは魔鈴に理由を説明する前に走り出した
「横島さん!? これはいったい…?」
魔鈴は状況を聞こうとしたが…
すでに横島は居なかった……
「タマモちゃん?」
魔鈴がタマモを見るとタマモは苦しそうにして意識が無かった…
「これは……」
魔鈴は急いでタマモを家に運んだ
そして、横島とシロは…
さすがにずっと走って行くわけにもいかず、電車を乗り継いで天狗の元へ向かっていた…
「先生、天狗殿はタダでは薬はくれないのでござる… 戦って勝たなければ…」
シロは困ったように横島に話した
「本当か?シロ!」
横島は驚いてシロを見る
シロは申し訳なさそうにしていた
だが、横島には他に手段は無かった
「わかった… 俺がなんとかする…」
横島は険しい表情で考え込んだ
シロは初めて見る横島の真面目な顔を不思議そうに見ていた…
横島は自分が天狗に勝てるとは思って無かった
雪之丞ならともかく…
だが、今タマモを助けれるのは自分しかいない
その想いでいっぱいだった…
それから横島とシロは、数時間かけて天狗の住む森に来た
「シロ、天狗はどっちだ?」
「こっちでござる」
横島とシロは迷いながら森を進む
その時…
見知らぬ気配がした
「先生…」
シロは周りを警戒して横島に声をかけた
「ああ、天狗が来たみたいだな」
横島も辺りを警戒していると…
「何か用かな?」
天狗が二人の前に現れた
「仲間の妖狐が原因不明の高熱にうなされているんだ。 薬が欲しいんだが、分けてくれないか?」
横島は天狗を伺うように話した
「条件は知っておるのか?」
天狗は横島を見て話した
「ああ、戦って勝てばいいんだろ?」
横島は静かに霊力を上げだした
「ならばよい。 来い!」
天狗は刀を抜き構えた
横島は霊波刀を出した
「先生、ここは拙者が!」
シロが横島より先に戦おうとした
「シロ、お前じゃ無理だ。 いや、俺も同じだがな… ここは俺がなんとかする。 お前はタマモに薬を持って帰れ」
横島は真剣な表情でシロに話した
それはシロが知る優しい横島では無かった
有無を言わさぬ表情だった…
「力の差を理解しても来るか…」
天狗は横島の攻撃を待ちながら呟いた
「他に助かる方法が無いんだ…」
横島はそう呟いて、天狗に斬りかかる
その力の差は圧倒的だった
横島の攻撃は簡単にかわされて、横島は次々に傷ついていく…
「先生ー!!」
シロが叫んだ!
「来るな! お前まで傷ついてたら、誰がタマモに薬を持って行くんだ!」
横島の激しい言葉にシロは悔しそうに我慢する
「うわっ!!」
横島は天狗の攻撃で吹っ飛ばされた
(力の差なんて甘いもんじゃねえな… 格が違いすぎる)
横島は左手に文珠を出した
文字は【加】【速】
「うおぉぉぉ!!」
横島は霊力を全開にして天狗に再び挑む
キン!キン!
バキ!バキ!
スピードが上がっても攻撃は当たらない。
全てガードされた
「クソッ!」
横島はできる限りの戦いで挑むが一撃も当たらない
「うわっ!!」
ドーン!
横島はまた吹っ飛ばされて、木に叩きつけられた