GS魔鈴 新しき絆・番外編愛子の日記
~×月〇日~
あれから数日が過ぎたけど、今だに夢だったのではないかと思ってしまう時がある
あの横島君が世界を救ったなんて信じられない自分がいる
私にとって横島君は最も親しいクラスメートであり、ちょっと変わってるけど優しい人だったのだから
でも逆に納得してる部分もある
美神さんの扱いから周りが横島君を評価してないと思ってたけど、実は横島君を評価してる人が結構いたこと
それは素直に嬉しかった
きっと横島君は新しい仕事も上手くやるだろう
私は友人という立場でそれを見届けたいと思っている
そして切れると思っていた縁が切れなかった事が何よりも嬉しい
~×月〇日~
今朝、シロちゃんが散歩のついでにやって来た
どうも複数ある散歩のコースのうちの一つに学校が入ってるらしい
始めは元気そうだったシロちゃんが、ふと漏らした苦悩の表情が忘れられない
弟子だと名乗りながらも、横島君の苦しみを気付けなかった自分が悔しいと涙を浮かべていた
それにタマモちゃんが気付いていた事を自分が気付けなかった事もまた、悔しい理由の一つのようだ
私なんかが言える事はないけど、シロちゃんの元気が横島君の元気になると思うと私なりの意見を伝えておいた
きっと横島君はシロちゃんの無邪気な元気が好きなはずだから……
~×月〇日~
今日の夕方に買い物帰りのタマモちゃんがやって来た
横島君の近況を教えてくれたが、テーブルマナーなどの基本で苦労してるらしい
物覚えはいいけど、常識がどこか欠けてると彼女は笑っていた
そういえば彼女が金毛白面九尾だとは、この前のパーティーで聞くまで知らなかった
そんな有名な大妖怪だとは全く知らなかったわ
彼女の横島君への信頼は私から見ても分かるくらい揺るぎない
金毛白面九尾に愛され信頼された歴史に名を残す王様や偉人達は、横島君のような人間だったのだろうか?
流石にそれは想像が出来なかった
~×月〇日~
今日は横島君と魔鈴さんとタマモちゃんとシロちゃんとピート君とタイガー君と私で、花見に行って来た
魔鈴さんの手作りお弁当を広げて騒いで、とても楽しかった
横島君はパピリオちゃんを連れて来たかったらしいけど、この前来たばかりで無理だったらしい
他にも銀一君や小鳩ちゃんも誘ったらしいけど、都合が合わなかったようだ
~×月〇日~
いよいよ新学期が始まる
私は新しいクラスメートにドキドキしながら待つが、そこに見知った人がいた
花戸小鳩ちゃんだ
たまに廊下とかですれ違えば話をするくらいの仲だったけど、私を見つけたら嬉しそうに声をかけてくれた
私は彼女を見た瞬間に直感的に気付いた
彼女は横島君が好きなのだろうと……
お互いにあの日のパーティーの事は人前では口にしないが、何か共感するものを感じていたんだと思う
貧乏神の影響で苦労した彼女もまた、横島君の価値を知っていた人なのだから
~×月〇日~
新しいクラスメートに不安もあったけど、小鳩ちゃんのおかげもあってみんなと仲良くなれた
ただ私と小鳩ちゃんが横島君を好きだった事実が、クラスの女子達に広がってるのは何故だろう
確かに横島君は隠れた人気はあったけど、私はバレないように気をつけてたはずなのに……
そろそろこの日記帳も終わりだ
次の日記はどんな日記になるのだろう
今度は後悔する事がないように、楽しい事がたくさんの日記になるように頑張りたいと思う
~END~
あれから数日が過ぎたけど、今だに夢だったのではないかと思ってしまう時がある
あの横島君が世界を救ったなんて信じられない自分がいる
私にとって横島君は最も親しいクラスメートであり、ちょっと変わってるけど優しい人だったのだから
でも逆に納得してる部分もある
美神さんの扱いから周りが横島君を評価してないと思ってたけど、実は横島君を評価してる人が結構いたこと
それは素直に嬉しかった
きっと横島君は新しい仕事も上手くやるだろう
私は友人という立場でそれを見届けたいと思っている
そして切れると思っていた縁が切れなかった事が何よりも嬉しい
~×月〇日~
今朝、シロちゃんが散歩のついでにやって来た
どうも複数ある散歩のコースのうちの一つに学校が入ってるらしい
始めは元気そうだったシロちゃんが、ふと漏らした苦悩の表情が忘れられない
弟子だと名乗りながらも、横島君の苦しみを気付けなかった自分が悔しいと涙を浮かべていた
それにタマモちゃんが気付いていた事を自分が気付けなかった事もまた、悔しい理由の一つのようだ
私なんかが言える事はないけど、シロちゃんの元気が横島君の元気になると思うと私なりの意見を伝えておいた
きっと横島君はシロちゃんの無邪気な元気が好きなはずだから……
~×月〇日~
今日の夕方に買い物帰りのタマモちゃんがやって来た
横島君の近況を教えてくれたが、テーブルマナーなどの基本で苦労してるらしい
物覚えはいいけど、常識がどこか欠けてると彼女は笑っていた
そういえば彼女が金毛白面九尾だとは、この前のパーティーで聞くまで知らなかった
そんな有名な大妖怪だとは全く知らなかったわ
彼女の横島君への信頼は私から見ても分かるくらい揺るぎない
金毛白面九尾に愛され信頼された歴史に名を残す王様や偉人達は、横島君のような人間だったのだろうか?
流石にそれは想像が出来なかった
~×月〇日~
今日は横島君と魔鈴さんとタマモちゃんとシロちゃんとピート君とタイガー君と私で、花見に行って来た
魔鈴さんの手作りお弁当を広げて騒いで、とても楽しかった
横島君はパピリオちゃんを連れて来たかったらしいけど、この前来たばかりで無理だったらしい
他にも銀一君や小鳩ちゃんも誘ったらしいけど、都合が合わなかったようだ
~×月〇日~
いよいよ新学期が始まる
私は新しいクラスメートにドキドキしながら待つが、そこに見知った人がいた
花戸小鳩ちゃんだ
たまに廊下とかですれ違えば話をするくらいの仲だったけど、私を見つけたら嬉しそうに声をかけてくれた
私は彼女を見た瞬間に直感的に気付いた
彼女は横島君が好きなのだろうと……
お互いにあの日のパーティーの事は人前では口にしないが、何か共感するものを感じていたんだと思う
貧乏神の影響で苦労した彼女もまた、横島君の価値を知っていた人なのだから
~×月〇日~
新しいクラスメートに不安もあったけど、小鳩ちゃんのおかげもあってみんなと仲良くなれた
ただ私と小鳩ちゃんが横島君を好きだった事実が、クラスの女子達に広がってるのは何故だろう
確かに横島君は隠れた人気はあったけど、私はバレないように気をつけてたはずなのに……
そろそろこの日記帳も終わりだ
次の日記はどんな日記になるのだろう
今度は後悔する事がないように、楽しい事がたくさんの日記になるように頑張りたいと思う
~END~