GS魔鈴 新しき絆・番外編愛子の日記
~×月〇日~
今日横島君が学校に来たらアザだらけだった
どうも昨日の深夜までタマモちゃんとシロちゃんを連れ歩いた件で、美神さんに怒られたらしい
あれだけ頑張ったのにこの結果は可哀相だと思う
横島君はいつもの事だからと笑っていたが、私には笑えなかった
~×月〇日~
夏休みになったが、学校は部活や進学の為に勉強に来ている生徒で比較的賑やかだった
私は先生の手伝いをしたり、部活の手伝いをしたりして結構忙しい
クラスメートも何人か来てるが、横島君とタイガー君も週に二日ほど来ており
二人は勉強に着いていけないため、先生に言われて補習を受けていた
~×月〇日~
今日は夏休み中の登校日だ
旅行や遊びに行ったクラスメートがお土産を買って来てくれた
キーホルダーと絵葉書などのシンプルな物だったが、私は本当に嬉しかった
学校という空間に生きる妖怪の私は、憧れても決して人間のように旅行には行けない
お土産はそんな私にささやかな夢を見せてくれる
この時何故か横島君が私を複雑そうに見つめていて少しドキドキしたのだが、それは秘密にしておこう
~×月〇日~
夏休みも半分が過ぎた今日この頃、横島君とタイガー君に頼まれて夏休みの宿題を教える事になった
授業に着いていけない二人には当然難しいし、解らなかったのだろう
一応自分で解るところを頑張ったみたいなので手伝いを始める
~×月〇日~
あれから何日か横島君とタイガー君に教室で夏休みの宿題を教えてる
暑いし大変だけどやっぱり楽しい
ただ最近自分が楽しかったり幸せだったりする分だけ、不意に恐怖が込み上げて来る時がある
この幸せはいつまで続くのか?
もしかしたら、また孤独な学校の妖怪に戻る日が来るかもしれない
そう考えると今の貴重な時間が本当に幸せだと感じると同時に、未来が怖くもなる
贅沢は言わないけど、横島君やみんなはとずっと友達でいたい
~×月〇日~
夏休みもあと少し……
今日は学校の屋上で近所の花火大会を見た
横島君にタイガー君にピート君にタマモちゃんにシロちゃんがメンバーだ
別に私は誘われた訳ではない
と言うか横島君達が屋台の食べ物や飲み物を持って、突然夜に学校に来たのだ
ここだとゆっくり見れるから来ただけだと横島君は言うが、私に気を使ってくれたのだろう
飲み物の数が私の分もあったのだから……
前の子狸の時と今回で、私はタマモちゃんとシロちゃんと友達になれた気がする
~×月〇日~
花火大会も終わり横島君達は帰って行った
私はいつものように本体の机の中に戻り眠ろうとしたが、興奮が収まらずに寝れなかった
もう日にちが変わり後数時間で夜が明けるだろう
みんなと騒いで花火を見るのがあれほど楽しいとは思わなかった
やはり知る事と体験する事では、全く違う
昨日はタマモちゃんと仲良くなっていろいろ話をしたが、どうも花火を学校で見る発案者は横島君らしい
横島君は突拍子もない事をたまに言い出すからと笑っていたが、もしかして私の為だったのだろうか?
そんな横島君をからかうタマモちゃんの瞳には、絶対的な信頼とが見えていた
人狼や妖狐にあれだけ信頼される人間は珍しいと私は思う
今日横島君が学校に来たらアザだらけだった
どうも昨日の深夜までタマモちゃんとシロちゃんを連れ歩いた件で、美神さんに怒られたらしい
あれだけ頑張ったのにこの結果は可哀相だと思う
横島君はいつもの事だからと笑っていたが、私には笑えなかった
~×月〇日~
夏休みになったが、学校は部活や進学の為に勉強に来ている生徒で比較的賑やかだった
私は先生の手伝いをしたり、部活の手伝いをしたりして結構忙しい
クラスメートも何人か来てるが、横島君とタイガー君も週に二日ほど来ており
二人は勉強に着いていけないため、先生に言われて補習を受けていた
~×月〇日~
今日は夏休み中の登校日だ
旅行や遊びに行ったクラスメートがお土産を買って来てくれた
キーホルダーと絵葉書などのシンプルな物だったが、私は本当に嬉しかった
学校という空間に生きる妖怪の私は、憧れても決して人間のように旅行には行けない
お土産はそんな私にささやかな夢を見せてくれる
この時何故か横島君が私を複雑そうに見つめていて少しドキドキしたのだが、それは秘密にしておこう
~×月〇日~
夏休みも半分が過ぎた今日この頃、横島君とタイガー君に頼まれて夏休みの宿題を教える事になった
授業に着いていけない二人には当然難しいし、解らなかったのだろう
一応自分で解るところを頑張ったみたいなので手伝いを始める
~×月〇日~
あれから何日か横島君とタイガー君に教室で夏休みの宿題を教えてる
暑いし大変だけどやっぱり楽しい
ただ最近自分が楽しかったり幸せだったりする分だけ、不意に恐怖が込み上げて来る時がある
この幸せはいつまで続くのか?
もしかしたら、また孤独な学校の妖怪に戻る日が来るかもしれない
そう考えると今の貴重な時間が本当に幸せだと感じると同時に、未来が怖くもなる
贅沢は言わないけど、横島君やみんなはとずっと友達でいたい
~×月〇日~
夏休みもあと少し……
今日は学校の屋上で近所の花火大会を見た
横島君にタイガー君にピート君にタマモちゃんにシロちゃんがメンバーだ
別に私は誘われた訳ではない
と言うか横島君達が屋台の食べ物や飲み物を持って、突然夜に学校に来たのだ
ここだとゆっくり見れるから来ただけだと横島君は言うが、私に気を使ってくれたのだろう
飲み物の数が私の分もあったのだから……
前の子狸の時と今回で、私はタマモちゃんとシロちゃんと友達になれた気がする
~×月〇日~
花火大会も終わり横島君達は帰って行った
私はいつものように本体の机の中に戻り眠ろうとしたが、興奮が収まらずに寝れなかった
もう日にちが変わり後数時間で夜が明けるだろう
みんなと騒いで花火を見るのがあれほど楽しいとは思わなかった
やはり知る事と体験する事では、全く違う
昨日はタマモちゃんと仲良くなっていろいろ話をしたが、どうも花火を学校で見る発案者は横島君らしい
横島君は突拍子もない事をたまに言い出すからと笑っていたが、もしかして私の為だったのだろうか?
そんな横島君をからかうタマモちゃんの瞳には、絶対的な信頼とが見えていた
人狼や妖狐にあれだけ信頼される人間は珍しいと私は思う