新しき絆・2
横島は内心ため息をついて、令子の睨みを無視する
(助ける気が無いなら黙ってて欲しいんだが…)
「ちょっと聞いてるの!」
令子は反応の無い横島に更なる怒りを覚えていく
「すいません。 現在の飛行機の状況が知りたいんですが…」
横島は怒りの表情で叫ぶ令子を無視したまま、CAに現状を問いかける
「えっ!? はい! 現在は安定飛行中ですので、オートパイロットだと思われます。 ですが… 着陸はオートパイロットでは出来ません。 それに…、コックピットが……」
CAは死への恐怖と絶望を必死に押し殺し、冷静に現状を確認しつつ横島に説明した
コックピットは悪霊に破壊されて窓は粉々
しかも、操縦機器や計器類も破壊されてる部分がある
いつエンジンが停止して、飛行機が墜落しても不思議ではない状況なのだ
そして一番の問題は、着陸させるパイロットが居ない
CAは死を覚悟し始めていた
横島はそんな現状に頭を悩ませる
まずは機外にいる悪霊を退治しなくてはならない
次に飛行機を着陸させなければならない
横島が悩む中…
バシッ!!
突然横島は令子に殴り飛ばされる
「よこしまっ!! 勝手に話を進めるなって言ってるでしょ!」
ついに令子はキレてしまう
「美神さん 止めて下さい! そんなことより悪霊を退治しないと…」
おキヌは慌てて令子を止める
令子はそれでも横島を制裁しようとするが…
おキヌは必死に止める
「横島! 悪霊は翼に張り付いてるわ! 破壊する気よ!」
タマモが慌てて戻ると、そこは地獄のようであった
横島は殴り飛ばされて倒れているし、令子は怒り狂っている
シロは機長達の回復で手が放せない上、銀一とCAは何故横島が殴られたか理解出来ない
(この忙しい時に…)
タマモは令子にも幻術をかけようかと考え込む
「おキヌちゃん、着いてきて…」
令子は横島を睨みつけて、その場を後にする
「横島大丈夫?」
「横っち大丈夫か?」
令子が去ると、タマモと銀一が横島に駆け寄る
「ああ、大丈夫だよ。 それより急がなきゃ… すいません、あなたは空港に現状を連絡して下さい」
横島は殴られた箇所を痛そうにしながら立ち上がり、CAに新しく指示を出す
「はっ… はい!」
あまりの事態に呆けていたCAは、慌てて携帯を片手に連絡を始める
(助ける気が無いなら黙ってて欲しいんだが…)
「ちょっと聞いてるの!」
令子は反応の無い横島に更なる怒りを覚えていく
「すいません。 現在の飛行機の状況が知りたいんですが…」
横島は怒りの表情で叫ぶ令子を無視したまま、CAに現状を問いかける
「えっ!? はい! 現在は安定飛行中ですので、オートパイロットだと思われます。 ですが… 着陸はオートパイロットでは出来ません。 それに…、コックピットが……」
CAは死への恐怖と絶望を必死に押し殺し、冷静に現状を確認しつつ横島に説明した
コックピットは悪霊に破壊されて窓は粉々
しかも、操縦機器や計器類も破壊されてる部分がある
いつエンジンが停止して、飛行機が墜落しても不思議ではない状況なのだ
そして一番の問題は、着陸させるパイロットが居ない
CAは死を覚悟し始めていた
横島はそんな現状に頭を悩ませる
まずは機外にいる悪霊を退治しなくてはならない
次に飛行機を着陸させなければならない
横島が悩む中…
バシッ!!
突然横島は令子に殴り飛ばされる
「よこしまっ!! 勝手に話を進めるなって言ってるでしょ!」
ついに令子はキレてしまう
「美神さん 止めて下さい! そんなことより悪霊を退治しないと…」
おキヌは慌てて令子を止める
令子はそれでも横島を制裁しようとするが…
おキヌは必死に止める
「横島! 悪霊は翼に張り付いてるわ! 破壊する気よ!」
タマモが慌てて戻ると、そこは地獄のようであった
横島は殴り飛ばされて倒れているし、令子は怒り狂っている
シロは機長達の回復で手が放せない上、銀一とCAは何故横島が殴られたか理解出来ない
(この忙しい時に…)
タマモは令子にも幻術をかけようかと考え込む
「おキヌちゃん、着いてきて…」
令子は横島を睨みつけて、その場を後にする
「横島大丈夫?」
「横っち大丈夫か?」
令子が去ると、タマモと銀一が横島に駆け寄る
「ああ、大丈夫だよ。 それより急がなきゃ… すいません、あなたは空港に現状を連絡して下さい」
横島は殴られた箇所を痛そうにしながら立ち上がり、CAに新しく指示を出す
「はっ… はい!」
あまりの事態に呆けていたCAは、慌てて携帯を片手に連絡を始める