新しき絆・2
「私に刃向かうなんて千年早いわ!!」
令子は向かって来る忍者の幽霊に、誰かさんの姿を見たのか
それともイライラの八つ当たりなのかわからないが…
怒りの表情で神通棍を振るう
キーン!!
令子の神通棍と忍者の刀が斬り合う
ストレスとイライラで冷静では無い令子は、本来ならばやらないような怒り任せの攻撃をする
そして今日1日の憂さを晴らすように、忍者の幽霊を睨みつける
ビクッ!!
令子の殺気と霊力に忍者はその場から逃げ出す
「しまった!」
令子は後を追いたいが、城の天守閣の屋根である
忍者と同じように飛び降りるのは不可能だ
「おキヌちゃん! そっちに行ったわ!」
令子は逃げられて悔しそうにしながらも、携帯でおキヌに連絡する
その頃横島達は…
令子と忍者の幽霊の戦いを見ていた
「すげー やっぱり本物見て良かった」
初めて見る除霊に銀一は感動している
その時突然、忍者が逃げ出してこちらに向かって来た
「ちっ! 美神さんは何をやってるんだよ」
横島は、令子がすぐに倒せるような悪霊を痛めつけて、遊んでいるように見えていた
「横島さん! 悪霊が来ます!」
おキヌは令子からの電話を受けて横島に叫ぶが、おキヌが言わなくても悪霊は見えている
「タマモ! シロ!動くなよ!」
横島はタマモに文珠を渡す
文字は【護】
「横っち!?」
銀一は迫り来る悪霊に怯えながらも、前に出る横島を心配して声をかける
「大丈夫よ。 動かないで!」
タマモは銀一を庇うようにしながら話す
反対側ではシロが、マネージャーやおキヌを庇うようにしていた
「シャアアアッ!!」
忍者の幽霊は横島を威嚇するように叫び声をあげて、手裏剣を投げつける
「クソッ!」
横島は横にジャンプして、間一髪手裏剣を避けた
キン!キン!キン!キン!
横島が避けた手裏剣は、タマモ達の結界に阻まれて落ちる
そんな緊迫した状況に銀一とマネージャーは恐怖と迫力に言葉も出ない
「お前の役目はもう終わったんだよ!」
横島は忍者の幽霊に叫ぶが…
やはり意識は無いようで、そのまま横島に刀で斬りつける
ガキーン!!
横島は左手にサイキックソーサを作り、刀を受け止めた
ザシュッ!!
動きの止まった忍者の幽霊を、瞬時に横島は霊波刀で斬り裂いていた
「もういいんだ… ゆっくり休んでくれ…」
消えゆく忍者の幽霊に横島は静かに呟く
そして悪霊が消えると、辺りは穏やかな夜と静けさが戻った
「みんな、大丈夫!」
令子が慌てて走って来る
「終わりましたよ」
横島は言葉少なく、タマモ達の元に歩く
「そう…」
令子は忍者の幽霊があっさり横島に倒されていて、拍子抜けしたように答える
「銀ちゃん、大丈夫か?」
横島は呆けた表情の銀一に笑顔で話しかけた
「ああ… 横っち除霊出来るやんけ…」
銀一は驚きが収まらないまま、横島に答える
ただの荷物持ちで素人
横島本人の言葉から、銀一は横島が除霊を出来るなど思わなかった
「少しはな…」
横島は苦笑いして誤魔化す
令子は向かって来る忍者の幽霊に、誰かさんの姿を見たのか
それともイライラの八つ当たりなのかわからないが…
怒りの表情で神通棍を振るう
キーン!!
令子の神通棍と忍者の刀が斬り合う
ストレスとイライラで冷静では無い令子は、本来ならばやらないような怒り任せの攻撃をする
そして今日1日の憂さを晴らすように、忍者の幽霊を睨みつける
ビクッ!!
令子の殺気と霊力に忍者はその場から逃げ出す
「しまった!」
令子は後を追いたいが、城の天守閣の屋根である
忍者と同じように飛び降りるのは不可能だ
「おキヌちゃん! そっちに行ったわ!」
令子は逃げられて悔しそうにしながらも、携帯でおキヌに連絡する
その頃横島達は…
令子と忍者の幽霊の戦いを見ていた
「すげー やっぱり本物見て良かった」
初めて見る除霊に銀一は感動している
その時突然、忍者が逃げ出してこちらに向かって来た
「ちっ! 美神さんは何をやってるんだよ」
横島は、令子がすぐに倒せるような悪霊を痛めつけて、遊んでいるように見えていた
「横島さん! 悪霊が来ます!」
おキヌは令子からの電話を受けて横島に叫ぶが、おキヌが言わなくても悪霊は見えている
「タマモ! シロ!動くなよ!」
横島はタマモに文珠を渡す
文字は【護】
「横っち!?」
銀一は迫り来る悪霊に怯えながらも、前に出る横島を心配して声をかける
「大丈夫よ。 動かないで!」
タマモは銀一を庇うようにしながら話す
反対側ではシロが、マネージャーやおキヌを庇うようにしていた
「シャアアアッ!!」
忍者の幽霊は横島を威嚇するように叫び声をあげて、手裏剣を投げつける
「クソッ!」
横島は横にジャンプして、間一髪手裏剣を避けた
キン!キン!キン!キン!
横島が避けた手裏剣は、タマモ達の結界に阻まれて落ちる
そんな緊迫した状況に銀一とマネージャーは恐怖と迫力に言葉も出ない
「お前の役目はもう終わったんだよ!」
横島は忍者の幽霊に叫ぶが…
やはり意識は無いようで、そのまま横島に刀で斬りつける
ガキーン!!
横島は左手にサイキックソーサを作り、刀を受け止めた
ザシュッ!!
動きの止まった忍者の幽霊を、瞬時に横島は霊波刀で斬り裂いていた
「もういいんだ… ゆっくり休んでくれ…」
消えゆく忍者の幽霊に横島は静かに呟く
そして悪霊が消えると、辺りは穏やかな夜と静けさが戻った
「みんな、大丈夫!」
令子が慌てて走って来る
「終わりましたよ」
横島は言葉少なく、タマモ達の元に歩く
「そう…」
令子は忍者の幽霊があっさり横島に倒されていて、拍子抜けしたように答える
「銀ちゃん、大丈夫か?」
横島は呆けた表情の銀一に笑顔で話しかけた
「ああ… 横っち除霊出来るやんけ…」
銀一は驚きが収まらないまま、横島に答える
ただの荷物持ちで素人
横島本人の言葉から、銀一は横島が除霊を出来るなど思わなかった
「少しはな…」
横島は苦笑いして誤魔化す