新しき絆・2
一方、魔鈴も夕食後横島が帰るのか悩んでいた
(横島さん今日は帰るのかしら…)
魔鈴はお風呂を沸かしながら考える
(アパートにお風呂は無いし、お風呂に入ってから、帰って寝るだけなら泊まるわよね…)
魔鈴は少し悩んだが、泊まるだろうと予想する
寝るだけの為に、寒いこの季節の夜に帰って、風邪を引かないか心配なのである
と言うより、一緒に居たいから自分の中で帰らない方に考えをまとめていく
(うん! 泊まってもらいましょう!)
魔鈴は自分を納得させるように言い訳を考えて、横島の着替えとパジャマを置く
その後、横島に続いて魔鈴も風呂に入り、お互いパジャマでソファーに寄り添うように座るが
横島も魔鈴も緊張しているようで、お互いぎこちない
「魔鈴さん、今日も泊まっていんですか?」
横島は今更と言う感じだが、一応確認の為聞いてみる
「もしかして帰るつもりだったんですか?」
魔鈴は微妙に表情を変えて横島を見る
帰りたいのだろうか…
束縛みたいで嫌なのだろうか…
魔鈴は少し悩む
魔鈴自身も男性と付き合ったことが無く、イマイチどう接していいか悩んでいた
「いや、ただ昨日も泊まったしいいのかな~、と思って…」
横島は遠慮がちに言う
横島は横島で、毎日泊まって迷惑に感じないか不安だし
隠してる修行のことを話すタイミングも探していた
「私は横島さんが居てくれた方がいいんですが…」
魔鈴は少し不安そうに横島を見つめる
(魔鈴さん…、そんな顔されたら俺…)
横島は魔鈴の不安そうな表情に胸が苦しくなる
この人を悲しませたくない
横島は魔鈴を見て、そんな想いが強くなる
「じゃあ、今日は泊めてもらいます」
横島が笑って話すと、魔鈴も嬉しそうに微笑む
「良かった。 私はてっきり毎日一緒は嫌なのかと…」
魔鈴は安心したのかつい口が滑って本音を話してしまう
「いや、それは全然無いっす! ずっと一緒に居たいです。 ただ…」
「ただ…!?」
横島は魔鈴の言葉を否定するように、一緒に居たいと言うが…
ただ…
と言うと、魔鈴は何か自分に不満でもあるのかと聞き返す
「その… 言いにくいんですが…」
横島は困ったように魔鈴を見ている
「何です!? 私に不満があるんですか?」
魔鈴は慌てて横島に問いかける
「いや…、魔鈴さんに不満は無いっす。 逆に感謝してます。 実は、俺は夜中に修行してるんです…」
「はい…!?」
言いにくそうな横島と、ポカーンとした魔鈴
横島の答えは魔鈴の予想とまるで違った答えだった
「修行ですか…? なんで夜中に?」
魔鈴は全く意味を理解出来ない
「いや、人に知られずに1人で修行するなら、夜中が一番良かったんですよ。 昼は学校ありますし……」
横島の言いにくそうな説明で、魔鈴はやっと理解する
「つまり、私に隠れて無茶をしてたんですね…?」
魔鈴はニッコリ微笑む
(ヤバい… 魔鈴さん、目が笑ってない…)
「いや、無茶はして無いですよ! ちょっと基礎をやってただけで… アハハッ…」
横島は微妙に冷や汗をかきながら、笑って誤魔化す
(横島さん今日は帰るのかしら…)
魔鈴はお風呂を沸かしながら考える
(アパートにお風呂は無いし、お風呂に入ってから、帰って寝るだけなら泊まるわよね…)
魔鈴は少し悩んだが、泊まるだろうと予想する
寝るだけの為に、寒いこの季節の夜に帰って、風邪を引かないか心配なのである
と言うより、一緒に居たいから自分の中で帰らない方に考えをまとめていく
(うん! 泊まってもらいましょう!)
魔鈴は自分を納得させるように言い訳を考えて、横島の着替えとパジャマを置く
その後、横島に続いて魔鈴も風呂に入り、お互いパジャマでソファーに寄り添うように座るが
横島も魔鈴も緊張しているようで、お互いぎこちない
「魔鈴さん、今日も泊まっていんですか?」
横島は今更と言う感じだが、一応確認の為聞いてみる
「もしかして帰るつもりだったんですか?」
魔鈴は微妙に表情を変えて横島を見る
帰りたいのだろうか…
束縛みたいで嫌なのだろうか…
魔鈴は少し悩む
魔鈴自身も男性と付き合ったことが無く、イマイチどう接していいか悩んでいた
「いや、ただ昨日も泊まったしいいのかな~、と思って…」
横島は遠慮がちに言う
横島は横島で、毎日泊まって迷惑に感じないか不安だし
隠してる修行のことを話すタイミングも探していた
「私は横島さんが居てくれた方がいいんですが…」
魔鈴は少し不安そうに横島を見つめる
(魔鈴さん…、そんな顔されたら俺…)
横島は魔鈴の不安そうな表情に胸が苦しくなる
この人を悲しませたくない
横島は魔鈴を見て、そんな想いが強くなる
「じゃあ、今日は泊めてもらいます」
横島が笑って話すと、魔鈴も嬉しそうに微笑む
「良かった。 私はてっきり毎日一緒は嫌なのかと…」
魔鈴は安心したのかつい口が滑って本音を話してしまう
「いや、それは全然無いっす! ずっと一緒に居たいです。 ただ…」
「ただ…!?」
横島は魔鈴の言葉を否定するように、一緒に居たいと言うが…
ただ…
と言うと、魔鈴は何か自分に不満でもあるのかと聞き返す
「その… 言いにくいんですが…」
横島は困ったように魔鈴を見ている
「何です!? 私に不満があるんですか?」
魔鈴は慌てて横島に問いかける
「いや…、魔鈴さんに不満は無いっす。 逆に感謝してます。 実は、俺は夜中に修行してるんです…」
「はい…!?」
言いにくそうな横島と、ポカーンとした魔鈴
横島の答えは魔鈴の予想とまるで違った答えだった
「修行ですか…? なんで夜中に?」
魔鈴は全く意味を理解出来ない
「いや、人に知られずに1人で修行するなら、夜中が一番良かったんですよ。 昼は学校ありますし……」
横島の言いにくそうな説明で、魔鈴はやっと理解する
「つまり、私に隠れて無茶をしてたんですね…?」
魔鈴はニッコリ微笑む
(ヤバい… 魔鈴さん、目が笑ってない…)
「いや、無茶はして無いですよ! ちょっと基礎をやってただけで… アハハッ…」
横島は微妙に冷や汗をかきながら、笑って誤魔化す