新しき絆
魔鈴は自分の不安が勘違いだと知り安堵する
そして、横島に女として意識されてる事実に嬉しそうに微笑む
魔鈴の微笑みに、その色気と美しさはより引き立って見えて
横島はその微笑みに見とれてしまう
そしてそのまま、部屋の中は沈黙に包まれる
横島も魔鈴も何も言わないで見つめ合うだけ…
どれくらい時間たっただろうか…
数分かもしれないし、1時間以上かもしれない
最初に動いた魔鈴は、横島にワインを注ぐ
「飲みましょうか」
「はい……」
横島は促されるままにワインを口に運び、魔鈴はそれを見て自分も飲み始める
しばらくすると、横島と魔鈴の体にワインのアルコールがまわりはじめた
横島と魔鈴は先ほどと同じまま座っている為、2人はお互いの温もりが感じる距離である
お互いに嫌ではないし、何か離れるのも寂しく感じて動かない
横島はそんな状況に安らぎと幸せを感じてしまう
しかし…
(俺はルシオラへの答えも見つかってないのに…)
横島はルシオラを思い出すと少し自己嫌悪に陥る
ルシオラを愛してるのに、そのルシオラへの答えを見つける前に、自分だけ幸せを感じていいのか?
そんな疑問が浮かんでくる
だが…
横島は魔鈴から離れることは出来ない
体が…、魂が…、動かないのだ
横島は自分でも気付かぬうちに、体や魂が精神の限界を感じている
そして、ルシオラへの愛情と同じくらい、魔鈴への愛情も育っていた
そんな横島を見て、魔鈴は葛藤に気がつく
「横島さん……」
名前を呼ばれて、横島は魔鈴を見つめる
魔鈴は横島に見つめられ、恥ずかしいほど胸の鼓動が高鳴り、あまりのドキドキに聞こえてしまいそうな気がしてしまう
「楽にしていんですよ? 私はルシオラさんを愛する横島さんが好きなんですから……」
魔鈴は胸の鼓動を抑えて、出来るだけ冷静に語りかける
「えっ…!?」
横島は目を見開き魔鈴を見る
魔鈴は冷静なつもりだが、顔を赤らめて横島を愛おしそうに見つめていた
「ルシオラさんの代わりでも、次でもいい… 私はあなたの側に居れるだけで幸せなんです。 ですから……、再びルシオラさんに会える日までは、私を求めて下さい」
魔鈴は不安と期待のドキドキで思考が飛びそうだった
自分の想い
横島への想い
ルシオラへの想い
全てを込めて横島に話している
不器用かもしれないが、魔鈴は自分の想いを出来るだけ言葉で伝えた
「ま…りん…さん…」
横島は驚きを超えて、たどたどしく魔鈴の名前を呼ぶ
「私は横島さんが望む限り、決して離れることはありません」
魔鈴は強く美しい微笑みで横島を見つめる
それは魔鈴の決意と誓い
横島に愛されなくても側を離れないという、固い決意と誓いである
横島には告白する魔鈴の姿が、一瞬ルシオラの姿とダブってしまい
魔鈴の横島を包み込むような優しさと強さは、ルシオラと同じ愛を感じてしまう
「……なんでですか?」
しばらくの沈黙の後、横島がようやく口にした言葉はそれだった
それは、ずっと横島の心にある疑問
ルシオラも魔鈴も何故自分をこんなに愛してくれるのか…
横島はずっと謎だった
そして、横島に女として意識されてる事実に嬉しそうに微笑む
魔鈴の微笑みに、その色気と美しさはより引き立って見えて
横島はその微笑みに見とれてしまう
そしてそのまま、部屋の中は沈黙に包まれる
横島も魔鈴も何も言わないで見つめ合うだけ…
どれくらい時間たっただろうか…
数分かもしれないし、1時間以上かもしれない
最初に動いた魔鈴は、横島にワインを注ぐ
「飲みましょうか」
「はい……」
横島は促されるままにワインを口に運び、魔鈴はそれを見て自分も飲み始める
しばらくすると、横島と魔鈴の体にワインのアルコールがまわりはじめた
横島と魔鈴は先ほどと同じまま座っている為、2人はお互いの温もりが感じる距離である
お互いに嫌ではないし、何か離れるのも寂しく感じて動かない
横島はそんな状況に安らぎと幸せを感じてしまう
しかし…
(俺はルシオラへの答えも見つかってないのに…)
横島はルシオラを思い出すと少し自己嫌悪に陥る
ルシオラを愛してるのに、そのルシオラへの答えを見つける前に、自分だけ幸せを感じていいのか?
そんな疑問が浮かんでくる
だが…
横島は魔鈴から離れることは出来ない
体が…、魂が…、動かないのだ
横島は自分でも気付かぬうちに、体や魂が精神の限界を感じている
そして、ルシオラへの愛情と同じくらい、魔鈴への愛情も育っていた
そんな横島を見て、魔鈴は葛藤に気がつく
「横島さん……」
名前を呼ばれて、横島は魔鈴を見つめる
魔鈴は横島に見つめられ、恥ずかしいほど胸の鼓動が高鳴り、あまりのドキドキに聞こえてしまいそうな気がしてしまう
「楽にしていんですよ? 私はルシオラさんを愛する横島さんが好きなんですから……」
魔鈴は胸の鼓動を抑えて、出来るだけ冷静に語りかける
「えっ…!?」
横島は目を見開き魔鈴を見る
魔鈴は冷静なつもりだが、顔を赤らめて横島を愛おしそうに見つめていた
「ルシオラさんの代わりでも、次でもいい… 私はあなたの側に居れるだけで幸せなんです。 ですから……、再びルシオラさんに会える日までは、私を求めて下さい」
魔鈴は不安と期待のドキドキで思考が飛びそうだった
自分の想い
横島への想い
ルシオラへの想い
全てを込めて横島に話している
不器用かもしれないが、魔鈴は自分の想いを出来るだけ言葉で伝えた
「ま…りん…さん…」
横島は驚きを超えて、たどたどしく魔鈴の名前を呼ぶ
「私は横島さんが望む限り、決して離れることはありません」
魔鈴は強く美しい微笑みで横島を見つめる
それは魔鈴の決意と誓い
横島に愛されなくても側を離れないという、固い決意と誓いである
横島には告白する魔鈴の姿が、一瞬ルシオラの姿とダブってしまい
魔鈴の横島を包み込むような優しさと強さは、ルシオラと同じ愛を感じてしまう
「……なんでですか?」
しばらくの沈黙の後、横島がようやく口にした言葉はそれだった
それは、ずっと横島の心にある疑問
ルシオラも魔鈴も何故自分をこんなに愛してくれるのか…
横島はずっと謎だった