その一
「お前と言う男は…」
真剣に悩む横島を見て否定する気力も失せたメドーサは、よろよろと立ち上がる
「アタシはシャワー浴びて来るから大人しく待ってろよ。 間違っても逃げ出すんじゃないよ!」
殺気を込めた視線で横島を睨みつけたメドーサはシャワーに向かおうとした
「うおっ!? 大胆だな~ さすがメドーサ! 俺はいつでもいいぞ!!」
横島は何やら勘違いをしており、鼻息を荒くしてメドーサを見つめている
「そんな意味じゃないわー!! この万年発情男が!!」
バキッ!!
横島を殴って、メドーサは顔を真っ赤にして否定していた
「なんだ… 昨日は記憶が無いから今からやり直してみるんじゃないのか?」
本当に期待してたらしく、横島はガッカリしてしまう
「横島… あたしとあんたは敵同士なんだ… 頼むから忘れないでくれ……」
メドーサは横島を警戒して、今後の対応を悩むのがバカバカしくなっていた
(もしかして、こいつが何を言っても誰も信じないのでは…)
メドーサは今更現実に気が付くが、だからと言ってこのまま放置するのも嫌だった
「別に忘れたっていいじゃんか。 そもそも俺はお前と戦うつもり無いしな~」
軽い調子で簡単に言う横島の言葉は、メドーサの常識や価値観まで破壊していく
「あたしは宇宙で一度あんたに殺さそうになったんだよ?」
メドーサが残り少ないプライドを賭けて横島を睨みつける
「あれはバイトだったし、お前も俺を殺そうとしただろ? お互い様でいいじゃんか~」
元々、横島自身メドーサが憎い訳ではなく、ただ令子に流されるまま戦っていただけなのだ
そんな横島とメドーサでは価値観や考え方がまるで違うのは仕方無いことだろう
「バイト…?」
メドーサは横島の言葉に引っかかるものを感じた
「ああ、俺はただのバイトなんだよ。 別にGS目指してる訳でも無いしな… 美神さんケチだから未だに時給255円だしな…」
貧乏の辛さを嘆いて愚痴っていく横島だが…
バタン…
何かが倒れる音がすると思ったらメドーサが倒れている
「メッ… メドーサ!?」
慌てて横島が様子をうかがうが、メドーサは真っ白に燃え尽きたようにショックで気絶していた
「なんだ? 疲れてんのか?」
そんなメドーサの様子を不思議そうに眺める横島だったが、このまま放置も出来ないのでメドーサの寝室に運んで寝かせる
「うおっ!?」
メドーサの寝室に入ると何やら煩悩が騒ぐのを覚える横島だったが、さすがに寝込みを襲うことは出来ずに我慢をした
「俺は帰っちゃあダメなんだろうか… バイトに行かんと生活が… だけど美味い飯おごってもらったしな~」
メドーサをこのまま放置出来ない横島は、煩悩と理性の狭間で葛藤を繰り返しながらメドーサの看病をしていく
時折うなされるように255円とつぶやくメドーサに、横島は不思議そうな顔をするがその意味を理解出来ずに、頭にタオルを乗せて冷やしてあげていた
真剣に悩む横島を見て否定する気力も失せたメドーサは、よろよろと立ち上がる
「アタシはシャワー浴びて来るから大人しく待ってろよ。 間違っても逃げ出すんじゃないよ!」
殺気を込めた視線で横島を睨みつけたメドーサはシャワーに向かおうとした
「うおっ!? 大胆だな~ さすがメドーサ! 俺はいつでもいいぞ!!」
横島は何やら勘違いをしており、鼻息を荒くしてメドーサを見つめている
「そんな意味じゃないわー!! この万年発情男が!!」
バキッ!!
横島を殴って、メドーサは顔を真っ赤にして否定していた
「なんだ… 昨日は記憶が無いから今からやり直してみるんじゃないのか?」
本当に期待してたらしく、横島はガッカリしてしまう
「横島… あたしとあんたは敵同士なんだ… 頼むから忘れないでくれ……」
メドーサは横島を警戒して、今後の対応を悩むのがバカバカしくなっていた
(もしかして、こいつが何を言っても誰も信じないのでは…)
メドーサは今更現実に気が付くが、だからと言ってこのまま放置するのも嫌だった
「別に忘れたっていいじゃんか。 そもそも俺はお前と戦うつもり無いしな~」
軽い調子で簡単に言う横島の言葉は、メドーサの常識や価値観まで破壊していく
「あたしは宇宙で一度あんたに殺さそうになったんだよ?」
メドーサが残り少ないプライドを賭けて横島を睨みつける
「あれはバイトだったし、お前も俺を殺そうとしただろ? お互い様でいいじゃんか~」
元々、横島自身メドーサが憎い訳ではなく、ただ令子に流されるまま戦っていただけなのだ
そんな横島とメドーサでは価値観や考え方がまるで違うのは仕方無いことだろう
「バイト…?」
メドーサは横島の言葉に引っかかるものを感じた
「ああ、俺はただのバイトなんだよ。 別にGS目指してる訳でも無いしな… 美神さんケチだから未だに時給255円だしな…」
貧乏の辛さを嘆いて愚痴っていく横島だが…
バタン…
何かが倒れる音がすると思ったらメドーサが倒れている
「メッ… メドーサ!?」
慌てて横島が様子をうかがうが、メドーサは真っ白に燃え尽きたようにショックで気絶していた
「なんだ? 疲れてんのか?」
そんなメドーサの様子を不思議そうに眺める横島だったが、このまま放置も出来ないのでメドーサの寝室に運んで寝かせる
「うおっ!?」
メドーサの寝室に入ると何やら煩悩が騒ぐのを覚える横島だったが、さすがに寝込みを襲うことは出来ずに我慢をした
「俺は帰っちゃあダメなんだろうか… バイトに行かんと生活が… だけど美味い飯おごってもらったしな~」
メドーサをこのまま放置出来ない横島は、煩悩と理性の狭間で葛藤を繰り返しながらメドーサの看病をしていく
時折うなされるように255円とつぶやくメドーサに、横島は不思議そうな顔をするがその意味を理解出来ずに、頭にタオルを乗せて冷やしてあげていた