その一
「うおっ!? 美味い! 美味い! こんな美味いもん初めてじゃー!」
品性の欠片もない食べ方をする横島は、なれないナイフとフォークでガチャガチャ音を立てて食べていた
「もうちょっと静かに食べろ! あたしが恥ずかしいじゃないか! と言うかお前普段何食べてるんだ?」
あまりに場違いな食べ方の横島を非難するように、付近の客の視線がメドーサに突き刺さっている
メドーサはそんな視線を向ける客達を逆に睨み返してから、呆れたように横島を見ていた
「ん…? そんなこと言ったって…、こんな店に来たのは初めてだしな。 俺の普段の食事は…」
そこまで語った横島は何故か目に涙を浮かべる
「ちょっと、何で泣くんだい! まるであたしが悪いみたいじゃないか!?」
突然目に涙を浮かべた横島にメドーサは困惑する
そもそも、普段何食べてたらこんなに品性の欠片も無い食べ方をするか、知りたかっただけなのだ
「いや、こんな豪華なメシは二度と食えないんだと思うと何故か涙が…」
涙を拭い再びガツガツ食べ始める横島を見てメドーサはため息をつく
「あんた… いったいどんな生活してるんだ?」
「ん…? 俺の主食はカップめんとパンの耳だぞ」
本当に自慢にならないことを告げる横島の言葉に、メドーサが呆れから驚きに変わる
「横島… お前、自分の力を理解してないのかい? 仮にも神魔界に名を馳せたあたしを倒したんだよ。 もうちょっとプライドを持ってくれないか…」
横島と話せば話すほど自分が惨めになっていくメドーサ
仮に小竜姫が相手なら負ける気はしない自信はある
その自分を倒した男が食べ物に困る始末だとは…
(あたしはこんな奴に負けたのか…)
メドーサはグッタリ落ち込んでしまった
「よくわからんが元気だせ、メドーサ!」
「あんたがあたしの残り少ないプライドを壊してるんだよ!!」
空気を読まずに励ます横島にメドーサは声を大にして抗議する
結局、横島とメドーサは店の店員や客から白い目で見られたのは言うまでもない
その後、食事が済んだメドーサが横島を連れて行ったのは都内最高級マンションであった
「なあメドーサ… ここお前ん家か? と言うか、なんで俺を連れて来たんだ?」
令子のマンションよりも高級なその部屋に横島は緊張気味である
「ここは日本でのアジトだよ。 なんで連れて来たかって… あたしとお前は敵同士なんだよ。 放置しといて美神令子や小竜姫に、あること無いこと言われたくないからね」
自分に対してすっかり敵同士だと言うことを忘れてる横島を見て、メドーサは頭を抱える
「そう言えば、お前なんでまた年増になったん……」
チャキ…
ふと口にした言葉が言い終わる前に、メドーサの刺又が横島の首筋にあった
「横島…、その言葉次に口にしたら二度と女を抱けない体にしてやるからね」
どうやら『年増』の言葉が気に入らなかったらしい
それに気が付いた横島は静かに頷いた
「あたしは復活してから、見た目は変えれるんだよ。 だいたいあの姿じゃ目立って仕方ないからね」
メドーサは刺又を横島から離しつつ、理由を話した
「うーむ、若くてピチピチしたメドーサもいいが… 熟して胸のでかいメドーサもいい… どちらがいいかなんて決めれないよな~」
横島はメドーサの話を半分しか聞かずに、全く違う理解の仕方をしていた
品性の欠片もない食べ方をする横島は、なれないナイフとフォークでガチャガチャ音を立てて食べていた
「もうちょっと静かに食べろ! あたしが恥ずかしいじゃないか! と言うかお前普段何食べてるんだ?」
あまりに場違いな食べ方の横島を非難するように、付近の客の視線がメドーサに突き刺さっている
メドーサはそんな視線を向ける客達を逆に睨み返してから、呆れたように横島を見ていた
「ん…? そんなこと言ったって…、こんな店に来たのは初めてだしな。 俺の普段の食事は…」
そこまで語った横島は何故か目に涙を浮かべる
「ちょっと、何で泣くんだい! まるであたしが悪いみたいじゃないか!?」
突然目に涙を浮かべた横島にメドーサは困惑する
そもそも、普段何食べてたらこんなに品性の欠片も無い食べ方をするか、知りたかっただけなのだ
「いや、こんな豪華なメシは二度と食えないんだと思うと何故か涙が…」
涙を拭い再びガツガツ食べ始める横島を見てメドーサはため息をつく
「あんた… いったいどんな生活してるんだ?」
「ん…? 俺の主食はカップめんとパンの耳だぞ」
本当に自慢にならないことを告げる横島の言葉に、メドーサが呆れから驚きに変わる
「横島… お前、自分の力を理解してないのかい? 仮にも神魔界に名を馳せたあたしを倒したんだよ。 もうちょっとプライドを持ってくれないか…」
横島と話せば話すほど自分が惨めになっていくメドーサ
仮に小竜姫が相手なら負ける気はしない自信はある
その自分を倒した男が食べ物に困る始末だとは…
(あたしはこんな奴に負けたのか…)
メドーサはグッタリ落ち込んでしまった
「よくわからんが元気だせ、メドーサ!」
「あんたがあたしの残り少ないプライドを壊してるんだよ!!」
空気を読まずに励ます横島にメドーサは声を大にして抗議する
結局、横島とメドーサは店の店員や客から白い目で見られたのは言うまでもない
その後、食事が済んだメドーサが横島を連れて行ったのは都内最高級マンションであった
「なあメドーサ… ここお前ん家か? と言うか、なんで俺を連れて来たんだ?」
令子のマンションよりも高級なその部屋に横島は緊張気味である
「ここは日本でのアジトだよ。 なんで連れて来たかって… あたしとお前は敵同士なんだよ。 放置しといて美神令子や小竜姫に、あること無いこと言われたくないからね」
自分に対してすっかり敵同士だと言うことを忘れてる横島を見て、メドーサは頭を抱える
「そう言えば、お前なんでまた年増になったん……」
チャキ…
ふと口にした言葉が言い終わる前に、メドーサの刺又が横島の首筋にあった
「横島…、その言葉次に口にしたら二度と女を抱けない体にしてやるからね」
どうやら『年増』の言葉が気に入らなかったらしい
それに気が付いた横島は静かに頷いた
「あたしは復活してから、見た目は変えれるんだよ。 だいたいあの姿じゃ目立って仕方ないからね」
メドーサは刺又を横島から離しつつ、理由を話した
「うーむ、若くてピチピチしたメドーサもいいが… 熟して胸のでかいメドーサもいい… どちらがいいかなんて決めれないよな~」
横島はメドーサの話を半分しか聞かずに、全く違う理解の仕方をしていた