その一
第二話 サバイバルクリスマス
その日はクリスマスイブだった
横島は雪之丞、タイガー、ピートと一緒にクリスマス合コンをすることになっていた…
女性を集めたのはおキヌ
その友達の一文字魔理と弓かおりを連れて行った
横島達は魔鈴の店を貸し切り
おキヌ達が来るのを待っていた
「「「「メリークリスマス!!」」」」
横島達はおキヌ達が入って来たら笑顔で迎えた
女性陣が来たらすぐに、雪之丞とタイガーはかおりに狙いを定めて狙っていた
「はじめまして~」
おキヌ達、女性陣も笑顔で挨拶していた
かおりと魔理は狙いをピートに定めて、満面の笑みをピートに向ける
メンバーは静かなる戦いを繰り広げて、席に座る
ピートはかおりと魔理に両隣を囲まれて
横島はおキヌに引っ張られておキヌと座っていた
雪之丞とタイガーは女性陣に相手にされずに、ふてくされはじめていた…
「皆さん、今日は楽しんで下さいね」
いつもの魔女ルックの魔鈴が料理を運んできた
七面鳥など、豪華な料理がテーブルに並べていく
「あっ そうだ。 窓の外には出ないで下さいね」
魔鈴は横島達にそう話して部屋を後にした
かおりと魔理は完全にピートしか目に入ってなく…
横島は最初はピートがモテてるのを騒いでいたが、結局はおキヌと仲良く話して楽しそうだった
そうなるとつまらないのが、雪之丞とタイガーだった
最初はやけ食いをするが、怒りは収まらなかった
「なあ、タイガー… 俺が思うに男が多いんじゃないか?」
雪之丞はジトッとした目つきで、ピートと横島を睨んでタイガーに話しかけた
「確かに…」
タイガーもつまらなそうに呟く
「ふふふ…」
雪之丞は意味ありげな笑みを浮かべて、ガーリックパウダーを取り出した
「雪之丞さん?」
タイガーが不思議がるが…
雪之丞は密かにピートの皿に大量のガーリックパウダーを入れた
雪之丞とタイガーは悪い笑みをニヤリと浮かべてピートを見ていた
「うっ…… な…ぜ… ニンニクが……」
ピートは苦しみだして、倒れ込んだ
「ピートさん大丈夫ですか!?」
かおりと魔理は心配そうにピートを介抱する
「あ~あ、まただな~ よくあるんだよ。 しばらく休ませれば大丈夫だ」
雪之丞は満面の笑みでかおりと魔理に話した
「大丈夫なわけねーだろ!! こんなに苦しんでるのに!」
魔理は笑顔の雪之丞に文句を言う
「ゆ…き……」
ピートは必死に何かを言おうとした
「ん? 何だって!?」
魔理はピートの声を聞き取ろうとする
「ゆ…き……が…」
ピートは必死に話すが言葉にならない
ピートは
『雪之丞が入れた』
と言いたかったのだが…
かおりと魔理は勘違いした
「雪が食べたいんだな! 今とってくる!」
魔理は窓の外にある雪をピートに食べさせようと、窓から外に出た
「ちょっと、窓から出てはだめだと魔鈴さんが言ってましたわ」
かおりは止めるが魔鈴は聞かない
魔鈴は無視して外に出るが…
「あれ? この雪冷たくないぞ?」
不思議そうに雪を持ってみる
かおりも魔理の話に窓から出てしまった
すると窓が歪みだした…
「おい、なんかおかしいぞ!?」
雪之丞とタイガーは窓の異変に二人を助けようと外に出る
そこに魔鈴が新しい料理を持ってきた
「皆さん、どう…」
魔鈴は雪之丞達が外に出たのを見て顔色が変わる
「大変!! 早くしないと空間が閉じてしまいます」
魔鈴はすぐに外にいる雪之丞達に手を伸ばすが…
「キャッ!!」
魔鈴も外に落ちそうになる…
「魔鈴さん!!」
近くで見ていた横島がとっさに魔鈴の手を掴んだ!
「うわっ!!」
「キャッ!!」
魔鈴と横島は一緒に外に落ちてしまった……
窓は歪んで消えていった……
「魔鈴さん! 横島さん!」
残ったおキヌはオロオロして窓があった場所を見る
ピートはグッタリしているし、魔鈴は居ない
おキヌはどうしていいかわからずに途方にくれていた…
「私… どうしたら…」
その日はクリスマスイブだった
横島は雪之丞、タイガー、ピートと一緒にクリスマス合コンをすることになっていた…
女性を集めたのはおキヌ
その友達の一文字魔理と弓かおりを連れて行った
横島達は魔鈴の店を貸し切り
おキヌ達が来るのを待っていた
「「「「メリークリスマス!!」」」」
横島達はおキヌ達が入って来たら笑顔で迎えた
女性陣が来たらすぐに、雪之丞とタイガーはかおりに狙いを定めて狙っていた
「はじめまして~」
おキヌ達、女性陣も笑顔で挨拶していた
かおりと魔理は狙いをピートに定めて、満面の笑みをピートに向ける
メンバーは静かなる戦いを繰り広げて、席に座る
ピートはかおりと魔理に両隣を囲まれて
横島はおキヌに引っ張られておキヌと座っていた
雪之丞とタイガーは女性陣に相手にされずに、ふてくされはじめていた…
「皆さん、今日は楽しんで下さいね」
いつもの魔女ルックの魔鈴が料理を運んできた
七面鳥など、豪華な料理がテーブルに並べていく
「あっ そうだ。 窓の外には出ないで下さいね」
魔鈴は横島達にそう話して部屋を後にした
かおりと魔理は完全にピートしか目に入ってなく…
横島は最初はピートがモテてるのを騒いでいたが、結局はおキヌと仲良く話して楽しそうだった
そうなるとつまらないのが、雪之丞とタイガーだった
最初はやけ食いをするが、怒りは収まらなかった
「なあ、タイガー… 俺が思うに男が多いんじゃないか?」
雪之丞はジトッとした目つきで、ピートと横島を睨んでタイガーに話しかけた
「確かに…」
タイガーもつまらなそうに呟く
「ふふふ…」
雪之丞は意味ありげな笑みを浮かべて、ガーリックパウダーを取り出した
「雪之丞さん?」
タイガーが不思議がるが…
雪之丞は密かにピートの皿に大量のガーリックパウダーを入れた
雪之丞とタイガーは悪い笑みをニヤリと浮かべてピートを見ていた
「うっ…… な…ぜ… ニンニクが……」
ピートは苦しみだして、倒れ込んだ
「ピートさん大丈夫ですか!?」
かおりと魔理は心配そうにピートを介抱する
「あ~あ、まただな~ よくあるんだよ。 しばらく休ませれば大丈夫だ」
雪之丞は満面の笑みでかおりと魔理に話した
「大丈夫なわけねーだろ!! こんなに苦しんでるのに!」
魔理は笑顔の雪之丞に文句を言う
「ゆ…き……」
ピートは必死に何かを言おうとした
「ん? 何だって!?」
魔理はピートの声を聞き取ろうとする
「ゆ…き……が…」
ピートは必死に話すが言葉にならない
ピートは
『雪之丞が入れた』
と言いたかったのだが…
かおりと魔理は勘違いした
「雪が食べたいんだな! 今とってくる!」
魔理は窓の外にある雪をピートに食べさせようと、窓から外に出た
「ちょっと、窓から出てはだめだと魔鈴さんが言ってましたわ」
かおりは止めるが魔鈴は聞かない
魔鈴は無視して外に出るが…
「あれ? この雪冷たくないぞ?」
不思議そうに雪を持ってみる
かおりも魔理の話に窓から出てしまった
すると窓が歪みだした…
「おい、なんかおかしいぞ!?」
雪之丞とタイガーは窓の異変に二人を助けようと外に出る
そこに魔鈴が新しい料理を持ってきた
「皆さん、どう…」
魔鈴は雪之丞達が外に出たのを見て顔色が変わる
「大変!! 早くしないと空間が閉じてしまいます」
魔鈴はすぐに外にいる雪之丞達に手を伸ばすが…
「キャッ!!」
魔鈴も外に落ちそうになる…
「魔鈴さん!!」
近くで見ていた横島がとっさに魔鈴の手を掴んだ!
「うわっ!!」
「キャッ!!」
魔鈴と横島は一緒に外に落ちてしまった……
窓は歪んで消えていった……
「魔鈴さん! 横島さん!」
残ったおキヌはオロオロして窓があった場所を見る
ピートはグッタリしているし、魔鈴は居ない
おキヌはどうしていいかわからずに途方にくれていた…
「私… どうしたら…」