その一
「あの… 小竜姫様? その、だっ旦那様と言うのは…」
機嫌良く部屋を片付ける小竜姫に横島は、恐る恐る声をかけた
「旦那様は嫌ですか? ならばアナタにします?」
嬉しそうに呼び方の話をする小竜姫に、横島はそれ以上言葉が出ない
(なっ… なんなんだ、いったい。 新手のドッキリか?)
ここまで来るとさすがに堅物な小竜姫でも疑いたくなる横島だが、あまりの幸せそうな笑顔に何も言えないのだ
「それとアナタ、私の事は呼び捨てにして下さいね。 正式な式を上げる前とは言え、夫婦なのですから」
「ふっふっ 夫婦!?」
小竜姫の言葉に、横島の思考回路は限界を超えてしまう
(夫婦!? 今夫婦と言ったな! 何なんだこれはっ!! そうかこれは夢なんだな! ならば何をしようがオッケーなんだな!)
最早支離滅裂な考えをして行く横島
彼の単純な思考の行き着く先は一つである
「しょ… 小竜姫ーー!!」
目にも止まらぬ速さで服を脱いだ横島は小竜姫に飛び掛かっていく
「もう~ アナタったら…」
顔を真っ赤にするが抵抗しない小竜姫
結局二人は勘違いしたまま、最後まで行ってしまう
そして時は流れ、一年後の2月14日
「アナタ、今年のバレンタインチョコです」
すっかり新妻らしくなった小竜姫は、大きなハート型のチョコを横島に渡した
「おっ! 今年は本当のチョコなんだな。 あれから一年か~ 懐かしいな」
嬉しそうにチョコを受け取る横島だが、少しからかうような視線を小竜姫に向ける
「もう~、その事は忘れて下さい! バレンタインもチョコレートも知らなかったんですから…」
恥ずかしそうにモジモジする小竜姫に横島の視線は釘付けになっていた
「小竜姫ーーー!!」
小竜姫の姿に我慢が出来なくなったのか、一年たっても変わらぬスピードで横島は小竜姫に飛び掛かる
「アナタ!? もう~ 先月赤ちゃんが生まれたばかりなのに…」
「竜神族一の子沢山家族を目指すぞ!!」
少し呆れ気味だが、小竜姫は幸せそうに微笑む
(アナタ… 私幸せです)
その後、横島と小竜姫が千年の間に産んだ子供の数は神魔界の伝説となるのだが…
言わなくてもわかるだろう
機嫌良く部屋を片付ける小竜姫に横島は、恐る恐る声をかけた
「旦那様は嫌ですか? ならばアナタにします?」
嬉しそうに呼び方の話をする小竜姫に、横島はそれ以上言葉が出ない
(なっ… なんなんだ、いったい。 新手のドッキリか?)
ここまで来るとさすがに堅物な小竜姫でも疑いたくなる横島だが、あまりの幸せそうな笑顔に何も言えないのだ
「それとアナタ、私の事は呼び捨てにして下さいね。 正式な式を上げる前とは言え、夫婦なのですから」
「ふっふっ 夫婦!?」
小竜姫の言葉に、横島の思考回路は限界を超えてしまう
(夫婦!? 今夫婦と言ったな! 何なんだこれはっ!! そうかこれは夢なんだな! ならば何をしようがオッケーなんだな!)
最早支離滅裂な考えをして行く横島
彼の単純な思考の行き着く先は一つである
「しょ… 小竜姫ーー!!」
目にも止まらぬ速さで服を脱いだ横島は小竜姫に飛び掛かっていく
「もう~ アナタったら…」
顔を真っ赤にするが抵抗しない小竜姫
結局二人は勘違いしたまま、最後まで行ってしまう
そして時は流れ、一年後の2月14日
「アナタ、今年のバレンタインチョコです」
すっかり新妻らしくなった小竜姫は、大きなハート型のチョコを横島に渡した
「おっ! 今年は本当のチョコなんだな。 あれから一年か~ 懐かしいな」
嬉しそうにチョコを受け取る横島だが、少しからかうような視線を小竜姫に向ける
「もう~、その事は忘れて下さい! バレンタインもチョコレートも知らなかったんですから…」
恥ずかしそうにモジモジする小竜姫に横島の視線は釘付けになっていた
「小竜姫ーーー!!」
小竜姫の姿に我慢が出来なくなったのか、一年たっても変わらぬスピードで横島は小竜姫に飛び掛かる
「アナタ!? もう~ 先月赤ちゃんが生まれたばかりなのに…」
「竜神族一の子沢山家族を目指すぞ!!」
少し呆れ気味だが、小竜姫は幸せそうに微笑む
(アナタ… 私幸せです)
その後、横島と小竜姫が千年の間に産んだ子供の数は神魔界の伝説となるのだが…
言わなくてもわかるだろう