その一
第四話 横島君の子育て日記
アシュタロスの戦いから3日後
横島は表面上は元気を装ったが、未だにルシオラを失った傷が癒えて無かった
その日も横島はルシオラの霊破片を抱き締めて、眠れる夜を過ごしている
「ルシオラ…」
横島は半分眠ったような状態でつぶやく
閉じた瞳からは自然と涙が止まらない
そんな深夜のこと
横島は夢を見ていた
『ヨコシマ… もうすぐ会えるわ』
真っ白で何もない世界を歩く横島に、突然声がする
「ルシオラー!!」
横島はルシオラを探して叫ぶが、心では気が付いていた
これは夢だと…
横島はそれでも一目会いたいと思う
夢でも幻でも、あの笑顔をもう一度見たかった
その時、横島の部屋には光と影の渦が現れていた
「きーやん、いいんか? いくらわてらでも、1人間に対してここまでするのはやりすぎやぞ?」
闇は緊張感無く問いかける
「このくらいいいでしょう。 彼の体はもう人では無いのですから…」
光はそう答えると横島の体に手をかざす
「やっぱ、魔族化がすすんどるな… 予定通り半神半魔にするしかないか」
闇がそう話している間に、光がかざした手から横島の体に光のエネルギーが注ぎ込まれる
闇はそれに合わせるようにルシオラの霊破片にエネルギーを送った
「横島君、これはアシュタロスを食い止めたお礼です。 人としての人生はおくれませんが、あなたの伴侶は復活させました」
「わてらは横っちに期待しとるで。 あんさんが居れば、デタントが進みそうやからな」
光と闇の声は夢の中の横島にも届いていた
「あんたら誰だ!? なんで関西弁なんだ!?」
横島は声の主に問いかけるように叫ぶが答えは無い
横島の部屋はいつの間にか静寂に戻っていた
しかし…
横島の腕の中には、幸せそうに眠る赤ん坊が居る
ショートボブの髪型に触覚が可愛らしく見えた
そう…
ルシオラは赤ん坊になって復活していた
アシュタロスの戦いから3日後
横島は表面上は元気を装ったが、未だにルシオラを失った傷が癒えて無かった
その日も横島はルシオラの霊破片を抱き締めて、眠れる夜を過ごしている
「ルシオラ…」
横島は半分眠ったような状態でつぶやく
閉じた瞳からは自然と涙が止まらない
そんな深夜のこと
横島は夢を見ていた
『ヨコシマ… もうすぐ会えるわ』
真っ白で何もない世界を歩く横島に、突然声がする
「ルシオラー!!」
横島はルシオラを探して叫ぶが、心では気が付いていた
これは夢だと…
横島はそれでも一目会いたいと思う
夢でも幻でも、あの笑顔をもう一度見たかった
その時、横島の部屋には光と影の渦が現れていた
「きーやん、いいんか? いくらわてらでも、1人間に対してここまでするのはやりすぎやぞ?」
闇は緊張感無く問いかける
「このくらいいいでしょう。 彼の体はもう人では無いのですから…」
光はそう答えると横島の体に手をかざす
「やっぱ、魔族化がすすんどるな… 予定通り半神半魔にするしかないか」
闇がそう話している間に、光がかざした手から横島の体に光のエネルギーが注ぎ込まれる
闇はそれに合わせるようにルシオラの霊破片にエネルギーを送った
「横島君、これはアシュタロスを食い止めたお礼です。 人としての人生はおくれませんが、あなたの伴侶は復活させました」
「わてらは横っちに期待しとるで。 あんさんが居れば、デタントが進みそうやからな」
光と闇の声は夢の中の横島にも届いていた
「あんたら誰だ!? なんで関西弁なんだ!?」
横島は声の主に問いかけるように叫ぶが答えは無い
横島の部屋はいつの間にか静寂に戻っていた
しかし…
横島の腕の中には、幸せそうに眠る赤ん坊が居る
ショートボブの髪型に触覚が可愛らしく見えた
そう…
ルシオラは赤ん坊になって復活していた