真の歴史へ

横島は意識が回復した神父と話していた

「横島さん達は強いですね~ 僕も見習わないと」

ピートは感心したように話したが
そんなピートを見てため息をついて小竜姫が話した

「ピートさん、あなたはバンパイアハーフなんですよ。 人間より強い力と能力があります。 もっと自分の力の全てを使い修行しなさい。」

ピートが吸血鬼としての魔力や能力を使わないのを知る小竜姫がそう話した

今は横島と共に人界でGSをしているが、

彼女は元々武神で妙神山修行場の管理人をずっとやってきた人物である

そんな小竜姫は
今のピートをほっておけなくてつい話してしまった

「ピート君、小竜姫様の言うとおりだよ。 人間の能力も吸血鬼の能力も、両方君の能力だ… 力に善悪は無い。 それは今日タマモ君の戦いを見てわかっただろう。 問題は力を使う者なのだよ」

唐巣は小竜姫の話を正確に理解していた

そしてピートが吸血鬼であることを良く思ってないのを知っていた為にそう話して教えた

そんな小竜姫や唐巣を見て横島も苦笑いしながらピートに話しかけた

「ピート、人間だろうがバンパイアだろうがピートはピートだろう? GSとして戦っていくならピートはピートの力を全て使って戦えよ。 手加減しては生き残れないぞ」


「小竜姫さま… 先生… 横島さん… そうだったんですね… 僕は僕なんだ。 自分の力を全て使って戦えるように努力します」


ピートはみんなが自分を教え導いてくれて嬉しかった

そして吸血鬼としてのコンプレックスを抱えていたが、そんなことを気にしない唐巣や横島達を見て、自分はもっと努力しなくてはだめだと思った



そんな話をして横島達は一足先に東京に帰った

一緒に雪女も連れて行き
妙神山近くの山奥に移住した

冬場はいいが雪女は夏に弱く、雪や氷が霊力源な為

しばらくしたら
横島達は雪女に山小屋風の家を建ててやり、冷蔵庫とエアコンとテレビなどを設置してやった

ちなみに電気は、太陽光発電と地脈のエネルギーを電力に変換する装置をルシオラが設置した



そんなことがあり
横島の妖怪保護の第一号は雪女だった


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