真の歴史へ

「お疲れさま。どうだった?」

タマモが聞いてきた

「まあ普通かな 前は雪之丞とかいたからな~ 今回は知り合いがいないしレベルも低いくらいじゃないか?」

小竜姫が苦笑いして
「前が特別なんですよ。メドゥーサのせいでめちゃくちゃでしたからね」

「前はヨコシマのバンダナにキスして心眼をあげたんだっけ?」

ルシオラが小竜姫に言った


「そうですね 横島さんには才能がありそうでしたから」

小竜姫は懐かしそうに言った

「でも、別にキスでする必要無かったんじゃないの?」

タマモが突っ込む

「あっ あれは…まあ、なんでかそうしてしまったんですよね…」

小竜姫がモジモジしながは話した
横島は内心可愛いな~
と見とれていると

「ヨコシマ 人前で鼻の下伸ばさないの!」

横島はルシオラに小突かれた

「結局小竜姫さんも昔から横島が気に入ってたってわけね」
タマモがさらに突っ込む


「タマモ、あんまりからかうなよ」

横島が止めに入って話は流れる



そこへ唐巣が来た

「横島くん調子はどうだい?」

「唐巣神父、わざわざ来てくれたんっすか? ありがとうございます 一次試験は受かったんで後は二次試験ですよ」


唐巣は横島の周りをみて

「一応形の上では、私の弟子だからね 応援に来たよ。 でもすごい美人に囲まれてるね」

唐巣の問いかけに
横島は照れながら

「ありがとうございます。 みんな俺の応援に来てくれたんですよ。」

そう話して横島はルシオラとタマモを紹介した

唐巣はルシオラとタマモが人ではないのには気がついたが、小竜姫の様子を見て気にしないことにした


それから横島は二次試験は順調に勝った

体術で相手を翻弄し、相手が疲れるのを待って気絶させる

その戦い方で行った
横島なら一瞬で勝てるが
あまり目立ちすぎない為に、相手が隙が出来るまで粘るふりをした


結局
決勝戦も同じで横島は霊波刀どころかサイキックソーサも出さずに
霊的格闘で試験を終えた


唐巣は横島の実力が予想以上で驚き
ルシオラ達は笑顔で声援を飛ばしていた


そうして
横島のGS試験はあっさり終わった

史上最年少のGS主席合格と
3人の美女の応援で横島はいろんな意味で有名になってしまった


一週間後
横島達は唐巣と共に見習いとして
除霊に訪れていた


「ここの工場っすか 中には自爆霊と悪霊が20~30みたいですね」


横島は神眼で霊視して唐巣に話した

「横島くんは自分で霊視も出来るのかい? さすがは小竜姫さまの弟子だね~」

唐巣は驚き半分呆れ半分で話した

「でどうするかね?」

唐巣は横島に除霊を任せるようだ

「とりあえず、霊波砲を拡散させて数を減らして、霊波刀で片付けますよ」

「うむ、ではやってみたまえ 必要ないと思うが一応私も後ろから行こう」

小竜姫やルシオラやタマモは完全に見学モードのようだ

横島は悪霊が固まってる場所へ拡散霊波砲を放ち
散らばった悪霊を霊波刀で切り裂いた

最後のボスの悪霊も霊的中枢を貫き
一撃で消えていった

「横島さんお疲れさまでした」

「横島、帰りにきつねうどん食べに行こう」

「ヨコシマなら楽勝よね」


「おう! この程度なら問題ないな」


横島の除霊と
小竜姫達の会話を聞いて

唐巣は自分はやはり教えることが無いと思った


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