GS横島 運命と戦う者
「横島が原因じゃない…」
タマモはボソッと呟く
「パピリオ~ この際ゆっくり話し合いましょうね~」
ルシオラは笑顔のままパピリオを別室に引っ張って行こうとする
「姉さん、その辺で勘弁してやりなよ…」
兄弟ケンカに、たまらずベスパが助けに入る
「ベスパに私の気持ちはわからないわ…」
ルシオラはベスパの胸を見てため息をつく
ちなみに他のメンバーは口出ししない
デリケートな問題で、自分に火の粉が飛んで来るのは嫌なのだ
「ルシオラ、機嫌直せよ。 俺は気にしないから…」
パピリオの助けを求めるような切ない視線に、横島は少し困ったようにルシオラを宥める
「でもヨコシマ、パピリオってば同じこと何度も言うのよ!」
どうやら今までにも胸のことを何度も言われて、少しムッとしているようだ
「ルシオラは十分魅力的だからさ。 それ以上求めたら、ヒャクメが可哀想だぞ…?」
横島はヒャクメを犠牲に、ルシオラの機嫌を直すことにしたらしい
「ちょっと! 横島さんさっきからヒドいのねー」
ヒャクメはせっかく黙って居たのに、とばっちりを受けて横島に抗議する
「いや…、夜に覗きをするヒャクメに少しお仕置きが必要だと思ってな…」
横島は意味ありげに、ニヤリとした
「……覗いてないのねー」
「ヒャクメ、今の間は何ですか? まさかまた私達を覗いてたんですか?」
ヒャクメは一瞬目を逸らして否定したが、小竜姫はヒャクメの嘘を見破ったようだ
「ヒャクメさん… 前に覗いた時にもうしないと誓ったわよね?」
ルシオラはパピリオを解放して、ヒャクメに近寄る
「今度覗いたら、ヒャクメさんの心を文珠でみんなに見せる約束よね…」
小竜姫とルシオラは満面の笑顔でヒャクメをしっかり押さえる
そしてタマモはいつの間にか横島の文珠を持っており、お仕置きをしようとする
「ヒッ…! 小竜姫もルシオラさんもタマモちゃんもやめるのねー 謝るから、勘弁して欲しいのねー」
ヒャクメは引きつった顔で必死に話すが…
「あなたは一回覗かれる経験をした方がいいようですね」
小竜姫は許す気が無いようである
「お前達、ヒャクメの仕置きは後にせい… 飯が冷める」
老師があきれ気味に仲裁にはいる
西条にこれ以上神族の恥をさらしたくないようだ
「はい…」
小竜姫は渋々ヒャクメを解放する
ルシオラとタマモもそれに続き仕方無くヒャクメを放した
「助かったのねー」
ホッと一息つくヒャクメ
「ヒャクメには当分おやつ抜きです!」
小竜姫は許した訳ではないようだ
「そんな~ 私はちょっと幸せを分けて欲しかっただけなのね…」
ヒャクメは悲しそうに小竜姫を見つめる
おやつ抜きは意外につらいようだ
「幸せと覗きは別問題です!」
小竜姫は自分の恥ずかしい姿を覗かれてたと知って、怒りと恥ずかしさの混じった表情である
「助かったでちゅ…」
パピリオは横島に隠れるようにして呟く
「相手が気にしてること言っちゃだめだぞ?」
横島は苦笑いしてパピリオの頭を撫でながら話す
「わかったでちゅ…」
パピリオは先ほどの恐怖からか素直に頷くが…
横島が同じことをパピリオに言ったのはこれが3回目である
パピリオが本当に理解したか、それは微妙だと横島は思う
タマモはボソッと呟く
「パピリオ~ この際ゆっくり話し合いましょうね~」
ルシオラは笑顔のままパピリオを別室に引っ張って行こうとする
「姉さん、その辺で勘弁してやりなよ…」
兄弟ケンカに、たまらずベスパが助けに入る
「ベスパに私の気持ちはわからないわ…」
ルシオラはベスパの胸を見てため息をつく
ちなみに他のメンバーは口出ししない
デリケートな問題で、自分に火の粉が飛んで来るのは嫌なのだ
「ルシオラ、機嫌直せよ。 俺は気にしないから…」
パピリオの助けを求めるような切ない視線に、横島は少し困ったようにルシオラを宥める
「でもヨコシマ、パピリオってば同じこと何度も言うのよ!」
どうやら今までにも胸のことを何度も言われて、少しムッとしているようだ
「ルシオラは十分魅力的だからさ。 それ以上求めたら、ヒャクメが可哀想だぞ…?」
横島はヒャクメを犠牲に、ルシオラの機嫌を直すことにしたらしい
「ちょっと! 横島さんさっきからヒドいのねー」
ヒャクメはせっかく黙って居たのに、とばっちりを受けて横島に抗議する
「いや…、夜に覗きをするヒャクメに少しお仕置きが必要だと思ってな…」
横島は意味ありげに、ニヤリとした
「……覗いてないのねー」
「ヒャクメ、今の間は何ですか? まさかまた私達を覗いてたんですか?」
ヒャクメは一瞬目を逸らして否定したが、小竜姫はヒャクメの嘘を見破ったようだ
「ヒャクメさん… 前に覗いた時にもうしないと誓ったわよね?」
ルシオラはパピリオを解放して、ヒャクメに近寄る
「今度覗いたら、ヒャクメさんの心を文珠でみんなに見せる約束よね…」
小竜姫とルシオラは満面の笑顔でヒャクメをしっかり押さえる
そしてタマモはいつの間にか横島の文珠を持っており、お仕置きをしようとする
「ヒッ…! 小竜姫もルシオラさんもタマモちゃんもやめるのねー 謝るから、勘弁して欲しいのねー」
ヒャクメは引きつった顔で必死に話すが…
「あなたは一回覗かれる経験をした方がいいようですね」
小竜姫は許す気が無いようである
「お前達、ヒャクメの仕置きは後にせい… 飯が冷める」
老師があきれ気味に仲裁にはいる
西条にこれ以上神族の恥をさらしたくないようだ
「はい…」
小竜姫は渋々ヒャクメを解放する
ルシオラとタマモもそれに続き仕方無くヒャクメを放した
「助かったのねー」
ホッと一息つくヒャクメ
「ヒャクメには当分おやつ抜きです!」
小竜姫は許した訳ではないようだ
「そんな~ 私はちょっと幸せを分けて欲しかっただけなのね…」
ヒャクメは悲しそうに小竜姫を見つめる
おやつ抜きは意外につらいようだ
「幸せと覗きは別問題です!」
小竜姫は自分の恥ずかしい姿を覗かれてたと知って、怒りと恥ずかしさの混じった表情である
「助かったでちゅ…」
パピリオは横島に隠れるようにして呟く
「相手が気にしてること言っちゃだめだぞ?」
横島は苦笑いしてパピリオの頭を撫でながら話す
「わかったでちゅ…」
パピリオは先ほどの恐怖からか素直に頷くが…
横島が同じことをパピリオに言ったのはこれが3回目である
パピリオが本当に理解したか、それは微妙だと横島は思う