GS横島 運命と戦う者
「ラプラスが横島を指名したのか?」
ワルキューレはタマモな説明した後、唐巣に聞いた
「そうらしい… 横島君以外は絶対ダメだそうだ。 それでヴァチカンは世界GS協会に依頼したらしい」
唐巣は自分の知ることを話した
横島は現在GSではない…
それに妙神山の神族に保護されているのを世界GS協会は知ってはいたが…
カトリックの総本山であるヴァチカンの依頼も、世界GS協会は断れなかった
世界GS協会は神族とヴァチカンの板挟みに悩み
その結果、話が下に押し付けられるように降りていき、最終的に唐巣に押し付けられたのだった
「何故ラプラスは横島さんを指名したのでしょう…」
小竜姫は少し不安そうに呟いて考えていた
「変わった奴だからな… ヴァチカンに居るのも、自分から入ってるんだ」
ワルキューレは険しい表情で小竜姫の呟きに答えた
「やはり… アシュ様の件が原因かしらね…」
ルシオラはため息をついた
「ローマ法王は100年に一度ラプラスに100年間の予知をさせるんだ。 その時だけラプラスは人に会える。 恐らく横島君のことも予知したのだろう…」
唐巣は申し訳無さそうな様子で話した
「しかし… ラプラスの予知は本当に全部当たるのか? それなら、アシュタロスの件も予知出来たはずだが…」
横島は難しい顔で考えながら疑問を話した
「そういえばそうよね…」
タマモも不思議そうに首を傾げた
「ラプラスの予知に関しては、魔族正規軍も詳しくは知りません。 そもそも、神魔の最高指導者も全知全能ではないですから…」
ジークは横島の疑問に自分の知る知識で説明した
「現在の神魔の緊張関係をヴァチカンも知っている… こんな時だからこそ、ラプラスの予知を知りたいのだろう… ヴァチカンは成功報酬で50億円用意したようだ」
唐巣は考えながら横島に説明した
「50億!? そんだけあれば、2千年は軽く生活出来るな~」
横島はあまりに桁違いの報酬に実感が無かった…
「横島さん、老師を呼んで来ます。 この話には裏があるかもしれません…」
小竜姫は少し考えて、老師を呼びに行った
妙神山の最高責任者は斉天大聖老師だ
横島達も老師が保護している形になっている…
これだけ複雑な話は、小竜姫達だけでは判断が出来なかった…
老師はやってきて、唐巣の話を静かに聞いていた
「ラプラスのぉ… わしは詳しく知らんが、ラプラスの予知は外れないそうじゃ… だが、未来は一つではない。 恐らく数多ある未来のうち最も強い未来を見ておるのじゃろう… まあ、推測でしかないがな…」
老師はキセルでタバコを吸いながら話していた
「老師、いかが致しましょう?」
小竜姫は少し困った様子で老師を見た
「うむ… 横島次第じゃが… 行ってみても面白いかもしれん…」
老師は考えて横島を見ながら答えた
「面白い、って老師!」
小竜姫は抗議するように老師を睨んだ
「馬鹿者! 意味が違うわ。 神魔界はラプラスの予言などあまり気にしてはおらん。 人間と違って、神魔の力があれば、未来は変えられるからの… だが、奴の見る未来が何処かに存在するのも確かじゃ… 奴が横島に何を語るのか、それが楽しみでもあるのじゃ」
老師は小竜姫に一喝して訳を話した
「つまり、ラプラスが横島に会うには理由があると…?」
タマモは老師に問いかけた
「その可能性もあると言うことじゃ… まあ、横島がラプラスの未来を信じるなら… 行かん方がいいがの」
老師は横島達を見て話した
そして最後には、注意もした
ラプラスの語る未来は全てではない
それに捕らわれるようなら、辞めろと言うことだ
その場のみんなが横島を見つめた
老師がそう判断したなら、後は横島次第なのだから…
しばらくの沈黙が辺りを包む
「行ってみるか… ラプラスが、俺なんかに何の用があるか知りたい。」
横島は目を閉じて考えていた
そして、静かに話したのだった
ワルキューレはタマモな説明した後、唐巣に聞いた
「そうらしい… 横島君以外は絶対ダメだそうだ。 それでヴァチカンは世界GS協会に依頼したらしい」
唐巣は自分の知ることを話した
横島は現在GSではない…
それに妙神山の神族に保護されているのを世界GS協会は知ってはいたが…
カトリックの総本山であるヴァチカンの依頼も、世界GS協会は断れなかった
世界GS協会は神族とヴァチカンの板挟みに悩み
その結果、話が下に押し付けられるように降りていき、最終的に唐巣に押し付けられたのだった
「何故ラプラスは横島さんを指名したのでしょう…」
小竜姫は少し不安そうに呟いて考えていた
「変わった奴だからな… ヴァチカンに居るのも、自分から入ってるんだ」
ワルキューレは険しい表情で小竜姫の呟きに答えた
「やはり… アシュ様の件が原因かしらね…」
ルシオラはため息をついた
「ローマ法王は100年に一度ラプラスに100年間の予知をさせるんだ。 その時だけラプラスは人に会える。 恐らく横島君のことも予知したのだろう…」
唐巣は申し訳無さそうな様子で話した
「しかし… ラプラスの予知は本当に全部当たるのか? それなら、アシュタロスの件も予知出来たはずだが…」
横島は難しい顔で考えながら疑問を話した
「そういえばそうよね…」
タマモも不思議そうに首を傾げた
「ラプラスの予知に関しては、魔族正規軍も詳しくは知りません。 そもそも、神魔の最高指導者も全知全能ではないですから…」
ジークは横島の疑問に自分の知る知識で説明した
「現在の神魔の緊張関係をヴァチカンも知っている… こんな時だからこそ、ラプラスの予知を知りたいのだろう… ヴァチカンは成功報酬で50億円用意したようだ」
唐巣は考えながら横島に説明した
「50億!? そんだけあれば、2千年は軽く生活出来るな~」
横島はあまりに桁違いの報酬に実感が無かった…
「横島さん、老師を呼んで来ます。 この話には裏があるかもしれません…」
小竜姫は少し考えて、老師を呼びに行った
妙神山の最高責任者は斉天大聖老師だ
横島達も老師が保護している形になっている…
これだけ複雑な話は、小竜姫達だけでは判断が出来なかった…
老師はやってきて、唐巣の話を静かに聞いていた
「ラプラスのぉ… わしは詳しく知らんが、ラプラスの予知は外れないそうじゃ… だが、未来は一つではない。 恐らく数多ある未来のうち最も強い未来を見ておるのじゃろう… まあ、推測でしかないがな…」
老師はキセルでタバコを吸いながら話していた
「老師、いかが致しましょう?」
小竜姫は少し困った様子で老師を見た
「うむ… 横島次第じゃが… 行ってみても面白いかもしれん…」
老師は考えて横島を見ながら答えた
「面白い、って老師!」
小竜姫は抗議するように老師を睨んだ
「馬鹿者! 意味が違うわ。 神魔界はラプラスの予言などあまり気にしてはおらん。 人間と違って、神魔の力があれば、未来は変えられるからの… だが、奴の見る未来が何処かに存在するのも確かじゃ… 奴が横島に何を語るのか、それが楽しみでもあるのじゃ」
老師は小竜姫に一喝して訳を話した
「つまり、ラプラスが横島に会うには理由があると…?」
タマモは老師に問いかけた
「その可能性もあると言うことじゃ… まあ、横島がラプラスの未来を信じるなら… 行かん方がいいがの」
老師は横島達を見て話した
そして最後には、注意もした
ラプラスの語る未来は全てではない
それに捕らわれるようなら、辞めろと言うことだ
その場のみんなが横島を見つめた
老師がそう判断したなら、後は横島次第なのだから…
しばらくの沈黙が辺りを包む
「行ってみるか… ラプラスが、俺なんかに何の用があるか知りたい。」
横島は目を閉じて考えていた
そして、静かに話したのだった