そうして

横島とルシオラと小竜姫とタマモは、

久しぶりの東京に行くことになった…


結局行き帰りは小竜姫の瞬間移動になった

「行ってきます」


小竜姫がそう言うと、横島達は東京に瞬間移動した


「久しぶりだな～ とりあえず、老師のゲームソフト買いに行かないとな…」


横島達は電車に乗って老師のゲームを買うため移動を始めた

電車に珍しいタマモはキョロキョロと周りや景色を見ていた

「電車って早いわね～ 人間って時々凄いわね～」

タマモは横島の手を握り笑顔で話した

「相変わらず人が多いですね… 私も人界はあまり来ないので未だになれません」

小竜姫も笑顔で楽しそうだ


横島達は電車の中で非常に目立っていた…

理由はもちろん…

ルシオラと小竜姫が美人だからである

タマモは少し若いが立派な美少女だし

一緒に居る男は横島一人

これでは嫌でも目立っていた…


さすがに電車の中でナンパする人はいないが、男達はつい見とれてるし

女達は嫉妬の眼差しを向けていた

「ヨコシマ… 私達目立ってるわね…」

ルシオラは周りの視線を気にして、横島に囁いた

「ルシオラ達が美人だからな～ タマモは美少女だし… ３人揃えばそりゃ目立つよ」

横島は苦笑いして話した


「「美人だなんて…」」

ルシオラと小竜姫はほんのり顔が赤かった…

「美少女……　まあ、当然だわね… 私は傾国の美女の生まれ変わりだもの。」

タマモは当然だと言う割には照れていた……

幸せそうに寄り添う横島達


結果……

男達の嫉妬は一気に横島に向けられた



そうして横島達は秋葉原に着いた


その街を見て小竜姫は、自分とはあまりに違った世界に呆然と見ていた


「横島さん…　変わった姿をしてますね～」

メイドのコスプレを着た女性を珍しそうに小竜姫は見ていた…


ルシオラはどちらかというと、裏通りにある電気関係の部品などの店に目を輝かせていた

「ヨコシマ！ ついでにいろんな部品を見たいわ～」

どうやらルシオラの知的好奇心を刺激してしまったらしい…


そしてタマモは…

「いろんな人がいるわね… ってか老師もこんな人達と同類なのかしら…？」


タマモは秋葉原の人を見て、老師を思い出していた

横島はそんなルシオラ達を少し苦笑いして対応していた

「老師がなかなか売ってないソフトばかり言うからさ～ ここなら店がたくさんあるから買えるだろ？」


横島達はそんな感じで、秋葉原観光をして寄り道しながら、老師の買い物をした


秋葉原で買い物を終えた横島達は

再び電車で移動をしていた

そして渋谷に来て、ルシオラ達の服などを見て回った

「人間は数百年で変わりましたね…」


東京をじっくり観光したのが初めての小竜姫が、シミジミと話した


「確かに凄いわね… 少し離れた場所なのに、街の様子が全く違うわ…」

ルシオラも感心したように話した

「テレビで見てたけど、実際来ると違うわね… 人間もそれぞれ違うのね」

タマモはいろんな人間を見て、改めて人間をよく知ったようだった


夕方になる頃…

横島達は東京タワーに来ていた


そして、ルシオラと小竜姫が横島とタマモを抱えて展望台の上に来ていた…


それはとても綺麗な夕方だった…

「間に合ったな…」

横島は嬉しそうに言ってその場に座った

この場所の意味を少し知っている小竜姫は、優しく横島やルシオラを見ていた


そして、あまり知らないタマモは珍しそうに景色を見つめていた


「昼と夜の一瞬のすきま… 短い時間しか見れないから… よけいに美しい…」


静かに夕日を見ていた中

ルシオラがふと呟いていた


小竜姫とタマモはその言葉を言った

ルシオラの表情に見とれていた…


同じ女から見ても美しく、幸せそうな笑顔だった


「久しぶりだな… その言葉…」


横島は懐かしそうに、嬉しそうに言った

「ええ、そうね…」

ルシオラは横島を見て微笑んだ


小竜姫とタマモは話を聞いていいのかわからず見つめていた…


「その言葉から始まったんだ… 俺とルシオラが…」

横島はそんな小竜姫とタマモに話し始めた

ルシオラとの出会いを…


逆天号での生活を…