GS横島 運命と戦う者

横島達3人は
まず美神の事務所に挨拶に向かった

「美神さん お久しぶりっす!」

「こんにちは美神さん」

「相変わらずでちゅね~」


令子が事務所で仕事をしていると

横島、ルシオラ、パピリオは嬉しそうに事務所にやってきた

「横島クン? 体は大丈夫? ルシオラ達も無事で良かったわね」

令子は笑顔で横島達を迎えた


「体は大丈夫みたいっす! ルシオラの体の大きさも戻ったし、やっと一緒に暮らせます!」


横島はルシオラを見てニヤけながら話した

「もう~ ヨコシマったら…… 相変わらずなんだから~」

ルシオラは照れたような恥ずかしいような顔をしたが、嫌がってはないようだった…


「ヨコシマとルシオラちゃんはいつもこうでちゅ… バカップルまっしぐらでちゅね~」

パピリオは呆れたように話したが嬉しそうだった


「あんたたちね… 人の事務所にイチャつきに来たんかー!」

令子は横島のデレデレした姿に怒りだした


「やだな~ 美神さん、イチャついてなんかないですよ」

横島は少し怯えながら令子に話した

「美神は甘いでちゅね… この程度はまだいい方でちゅいつもはもっとイチャついてまちゅよ」

パピリオは怒る令子にそう話した


「えっ!? そうなの?」


令子は軽いショックを受けたようだった

人に甘えられない令子にとっては
横島とルシオラは甘すぎるのだろう


「…まあいいわ… で? あんた達はまたここに住むの?」

令子はとりあえず用件を確認し始めた


「私達はヨコシマと暮らすわよ。 ヨコシマの保護下に居るのが人間界で暮らす条件だもの」

ルシオラは当たり前のように説明した


ルシオラはもう横島を手放すつもりは無く

それに邪魔されるのをわかっているのに事務所に住むつもりはなかった


「え!? でも…… 横島クンの部屋は汚くて狭いわよ……」

令子は固まってしまい動揺していた


とにかく横島とルシオラが一緒に住むのが嫌だった


「部屋は私が掃除するわよ。 それに私達はどこでも一緒に暮らせれば満足よ」

ルシオラはそう話して横島をみて微笑んだ
横島も気持ちは同じでルシオラと目があったら優しく微笑んだ


それは一瞬だが、二人の確かな絆を感じる一瞬だった

令子はそれを見てまた不機嫌になる


ルシオラはそれを感じた


「じゃあ私達は今日は帰るわ…」


ルシオラは令子に邪魔をされる前に帰っていった


横島達は横島のアパートに帰った

部屋のドアにはまだ落書きの後が残っていた

「この落書きも消さなきゃな~」

横島は困ったように呟いた

「人間は陰湿でちゅね… ヨコシマはみんなの為に頑張ったのに…」

パピリオはあれだけ頑張った横島のこの扱いに呆れていた


「しかたないわよ。 横島がアシュ様を倒したのは秘密になってるんだから… じゃなきゃ美神さんなんて生きていけないわよ。 彼女の魂を奪う為にアシュ様は人間界を侵攻したんだから…」


横島とルシオラはだいたい予想がついていた…

美智恵が過去に戻る前に事実を隠したのだろう…


娘の今後の人生の為に……


横島自身も別に名誉や地位は欲しくなかった

ルシオラやパピリオと静かに生きて生きたかった

その為
特に文句は無かった


3人は部屋に入るが……


「相変わらず汚い部屋ね… まずは掃除かな…」

ルシオラはため息をつき片付け始める

「ヨコシマの部屋はエロ本ばっかりでちゅね~」

パピリオは掃除する気はなく
部屋に散乱するエロ本を見ていた

「だーー!! パピリオ! 子供の見るもんじゃねーー!!」

横島は慌ててエロ本を取り上げる


「子供って、わたちとルシオラちゃんは同じ年でちゅよ」


パピリオはニヤニヤしながら横島に爆弾を落とした!


「う゛……」

横島は痛いところをつかれて固まった

「大丈夫でちゅよ。 わたちは二人の営みは邪魔ちませぇん」

パピリオは冷静に横島に話した


「俺はロリやないんだーー!!」

横島は壁に頭をガンガン打ち付けた

「ヨコシマ!! パピリオ!! 遊んでないで手伝いなさい……」


ルシオラがそんな二人を見に来たら


横島はエロ本を持ち壁に頭を打ち付けてるし

パピリオは違うエロ本を見ていた
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